CFD商品「金」の特徴や注意点とは?

CFD全般
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・CFDの金ってなに?
・金の取引を始める前に情報を整理しておきたい。

という方におすすめの記事です。

この記事を読むと以下の点が確認できます。

・金の概要や、歴史について確認できます。
・取引開始するのに必要な自己資金の目安が分かります。

CFD商品「金」の特徴や注意点とは?


紀元前より「資産」として人類から信頼される金(ゴールド)・・・

その商品として取引される金がCFDで取引できるみたいだけど・・・

取引を開始する前に金のことについて知っておきたい。

と、お考えになったことはないでしょうか。

この記事では、金の取引を始める方向けに、金の基礎知識をご紹介していきます。

最初に今回の記事のポイントをまとめておきます。

・金価格は、イギリス現物市場とアメリカ先物市場で構成される。
・各国の金融緩和が進むほど、金への需要と信頼が高まる。
・同じ金でも、店頭と取引所では原資産が若干異なる。
それでは順番に確認していきましょう!

そもそも金ってなに?

まずは金の概要をチェックしておきましょう。

【金(ゴールド)とは】

金は常温では固体であり、すべての金属の中で一番酸化等劣化しずらい性質から、太古の昔より貴金属として価値を認められてきました。

これまで人類が採掘・精製し、地上に存在する金は約174,100トンです。

そして、採掘可能な金は約54,000トンと推定されています。

実物資産である金は、株式や債券といった金融資産につきまとう「信用リスク」とは全く無縁の資産となります。

世界の基軸通貨はUSドルですが、金は「いつの時代」でも「どこの国」でも受け入れられる「無国籍通貨」とされ、世界的に信用が極めて高いです。

金は「トロイオンス」という貴金属や宝石等で用いられる単位で計測されます。

1トロイオンスは、「約31.1グラム」となります。

世界的にはトロイオンスが一般的ですが、日本ではグラム単位で取引する市場があります。

【「金」は世界でどのように取引されるの?】
一言に金と言っても、「現物」と「先物」がある。
主に世界では、以下の2つの指標で取引されている。
・LBMA(London Bullion Market Association)ロンドン地金市場協会:世界の現物地金取引の中心であるロンドンの専門市場で売買されている専門業者の団体。
毎日2回、現地時間の10:30と15:00に金価格をUSドルで公開している。
・NYMEX(New York Mercantile Exchange)ニューヨーク・マーカンタイル取引所:ニューヨークにある世界最大規模の商品先物取引所。
COMEX部門の金の先物取引は世界から注目されている。
この2つの指標は、ほぼ連動しており、世界の基準とされている。
※上記以外に、日本のTOCOM(東京商品取引所)でも金の取引ができる。

金の歴史

続いて金の取引や価格等を中心に歴史を確認しておきましょう。

紀元前3000年代:人類が金を使い始める。
紀元前670年頃:今のトルコ付近で世界最古の金属貨幣が発行される。
749年:日本の東北地方で砂金の発見が報告される。
1848年:アメリカのカリフォルニア州へのゴールドラッシュ(移民)が起こる。
1899~1901年:南アフリカで金の利権に関わるボーア戦争が起こる。
1919年:ロンドンにて5つ特定業者による金の現物取引市場が始まる。
1934年:アメリカでは1トロイオンス=35USドルとなった。
1933~1954年:戦争や政府の統制によりロンドンの金取引が中断される。
1971年:8月15日に金本位制の停止を宣言する「ニクソン・ショック」が起こる。
1975年:金の固定相場が破綻し、自由取引されるようになる。
2004年:11月に金ETFの「SPDRゴールド・シェア」がNY証券取引所に上場。
2011年:ギリシャ危機等の影響で、金が1トロイオンス=1903USドルを記録。
2015年:12月に金が1トロイオンス=1050USドルまで下落。
2020年:4月にはコロナの影響で金が1トロイオンス=1700USドルを突破。

【SPDR(スパイダー)ゴールド・シェアってなに?】
くりっく株365の原資産として採用されたSPDRゴールド・シェアとは、どのような金融商品なのかチェックしておこう。
・「SPDRゴールド・シェア」金上場投資信託金ETFである。
・金ETFの中では、時価総額が世界最大規模である。
・ロンドン金現物価格に連動する運用が行われている。
・金ETFでは、投資家の購入額に応じて現物の金地金を購入・保管するタイプと、購入しないタイプがあるがSPDRゴールド・シェアは購入・保管するタイプであり、金現物の裏付けがあるのが特徴である。
・金現物の裏付けがあれば、運用会社が破綻しても金が守られる仕組み。
・SPDRゴールド・シェアの利用者増加⇒金現物保有量増加⇒市場の金需給がタイトになる⇒金価格の押上げ要因となる!
・市場関係者は、SPDRゴールド・シェアの金保有量に注目している。
・2020年6月時点で、SPDRゴールド・シェアが保有している現物金の保有量は、約1,100トンである。
※現物金の保有量は、「ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)」のホームページで公開されており、毎週更新されている。(リンク先は英文ページのため、GoogleChromeの自動翻訳がオススメ)

金(原資産)の原資産と最低単位は?

ここまで金の概要を確認してきました。

実際に取引をするには、具体的に自己資金をどの程度用意すればいいのか気になりますよね。

ここからは、店頭CFDと取引所CFDに分けて、取引する前に知っておきたい原資産と最低単位を押さえて行きます。

必要資金目安のポイントは、相場が想定とは逆にどの程度まで動いたことを許容するかによって変化するということです。

現物取引には無い考え方ですが、CFDでは証拠金取引特有のリスク管理の感覚が求められてきます。

店頭CFDの原資産と最低単位

GMOクリック証券の場合(店頭CFDのシェアNo1)
CFD銘柄名:金スポット
原資産:金のスポット取引
取引所:ロンドン(LBMA)やNY(NYMEX)の市場
呼値(最小値幅):0.1ドル
通貨:USドル
取引最低単位:価格の1倍
【取引単位の具体例】
※金が1,700ドル、ドル/円が100円だった場合
取引最低単位:1,700ドル×100(為替)×1倍=170,000円

最大レバレッジは20倍のため、証拠金は・・・
⇒170,000円÷20(レバレッジ)=8,500円

【損益計算の方法】
※金が1,700ドル⇒1,710ドルになった場合
(ドル/円は100円と仮定)10ドル(変動額)×1倍(最低単位)=10ドル=1,000円

つまり、金が10ドル動くと最低単位当り「1,000円」の損益が発生することになる。

【必要資金の目安】
※金が1,700ドル、ドル/円が100円であると仮定。
1単位当り、10ドル動くと1,000円の損益が発生するので・・・

金「100ドル分」のリスク許容を想定
⇒8,500円(証拠金)+10,000円(損失額)+5,000円(任意証拠金)=23,500円(1単位の必要目安)

金「300ドル分」のリスク許容を想定
⇒8,500円+30,000円+25,000円(任意証拠金)=63,500円

金「500ドル分」のリスク許容を想定
⇒8,500円+50,000円+45,000円(任意証拠金)=103,500円

上記の計算は、あくまで参考の一例にすぎません。
特に、為替(コンバーションレート)の数値に留意して計算して下さい。
※GMOの金は「レバレッジ20倍」です。
ポジションを持ったらロスカットレートを把握しておきましょう。

取引所CFDの原資産と最低単位

くりっく株365の場合(取扱会社共通)
CFD銘柄名:金ETFリセット付 証拠金取引
原資産:SPDRゴールドシェアETF
取引所:ロンドン金値決め(金地金現物市場)
呼値(最小値幅):1円
通貨:日本円
取引最低単位:価格の100倍

【取引単位の具体例】
※金のETFが16,700円だった場合
取引最低単位:16,700(円)×100倍=1,670,000円

最大レバレッジは、証拠金が毎週変動ため・・・
⇒その都度、確認が必要です。
※2020/2/28時点のデータを元に算出すると、26,530円(1単位の証拠金)

【損益計算の方法】
※金のETFが17,000円⇒17,100円になった場合

100円(変動額)×100倍(最低単位)=10,000円

つまり、金のETFが100円動くと最低単位当り「10,000円」の損益が発生することになる。

【必要資金の目安】
※金のETFの1単位当りの証拠金が26,530円であると仮定。
1単位当り、100円動くと10,000円の損益が発生するので・・・

金のETF「1,000円分」のリスク許容を想定
⇒26,530円(証拠金)+100,000円(損失額)=126,530円(1単位の必要目安)

金のETF「3,000円分」のリスク許容を想定
⇒26,530円+300,000円=326,530円

金のETF「5,000円分」のリスク許容を想定
⇒26,530円+500,000円=526,530円

・取引所CFD(くりっく株365)では、原資産が外資であっても為替の影響はありません。
・すべて「為替計算無し」扱いなので、日本円のみで計算できるのが魅力です。
・くりっく株365の金取引は、2020年9月より開始予定です。
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