くりっく株365(取引所CFD)ってどこかの会社の名前なの?

CFD全般
この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク
くりっく株365って一体なんなの?

という方におすすめの記事です。

この記事を読むと以下の点が確認できます。

くりっく株365について、全般的に整理できます。

くりっく株365(取引所CFD)ってどこかの会社の名前なの?

CFDについて調べると、「くりっく株365」についてよく目にするな・・・

ただ、複数の証券会社のHPで「くりっく株365」の表記を見かけた気がする・・・

結局「くりっく株365」がなんなのか、整理させてスッキリしたい。

と、感じたことはないでしょうか?

この記事では、くりっく株365を全般的に確認・整理していきます。

最初に今回の記事のポイントをまとめておきます。

・くりっく株365は、取引所株価指数証拠金取引の愛称。
・くりっく株365の取引をするには、取扱会社を介する必要がある。
・くりっく株365の事業者は東京金融取引所である。
・くりっく株365のリスクは、様々な状況の変化に留意すること。

それでは順番に確認していきましょう!

そもそも「くりっく株365」とは何なのか?

「くりっく株365」とは、東京金融取引所に上場する株価指数証拠金取引の「愛称」のことを言います。

個人投資家に広く認知され、親しまれるような愛称で呼ばれているんですね。

たしかに漢字ばっかりで長い名称では、とっつきにくいですよね・・・

くりっく株365を取引するためには?

くりっく株365は「愛称」であり、東京金融取引所に上場されていることが分かりました。

では、そのくりっく株365はどこで取引できるのでしょうか。

それは、くりっく株365の「取扱会社」を通じて取引することができます。

【くりっく株365の取扱会社とは?】

・金融商品取引法の業者登録基準
・東京金融取引所の株価指数証拠金取引資格及び証拠金清算資格
上記の要件に適合すれば取扱会社に加入できる。

出所:東京金融取引所

投資家は、取扱会社にて口座を開設し、注文すれば「くりっく株365」にて取引ができる仕組みになっています。

【取扱会社によって変わらない条件】
「証拠金基準額」「金利相当額」「配当相当額」「レートの取引条件」。
※レートの取引条件は、2wayプライスのことです。

【取扱会社によって異なる条件】
「注文発注方法(自動売買含む)」「手数料」「任意証拠金」など。
※任意証拠金は、必要証拠金に追加する証拠金を指します。
任意証拠金を入れれば、レバレッジを下げる効果があります。

くりっく株365の事業者は東京金融取引所

今度は、くりっく株365が上場されている東京金融取引所について確認しておきましょう。

東京金融取引所(Tokyo Financial Exchange)は、金融商品取引法に基づく免許を受けた取引所であり、「金融取」「TFX」の略称で呼ばれています。

東京金融取引所には、主に2つの役割があります。

【金融デリバティブ商品の上場と運営】
くりっく365(FX)、くりっく株365(CFD)などの個人の投資家向け商品の提供・運営。
銀行や証券会社を対象とした金融デリバティブ商品の提供・運営。
※デリバティブ(金融派生商品)とは、原資産から派生した金融商品を指す。

【清算決済業務】
金融商品取引法の規定により、内閣総理大臣の免許又は承認を受けて、金融商品債務引受業を行う「金融商品取引清算機関」としての役割を担う。
※清算決済業務とは、取引所内(市場)で成立した各取引の履行を保証することを言う。
多数の参加者によって大量の取引が匿名で行われているため、取引相手同士で決済をするのは現実的ではない。
そこで、金融取がすべての取引の相手方となることで、債務を引受け、決済の履行を保証するという重要な役割を担っている。
⇒つまり、「何かあったら責任を持ちますよ!」ということです。

出所:東京金融取引所

東京金融取引所の沿革

続いて、東京金融取引所がいつ生まれて、どのように歩んできたのかチェックしておきましょう。

・1989年04月:会員制法人として、「東京金融先物取引所」が設立される。
・2004年04月:会員制法人から、株式会社に組織変更される。
・2005年07月:「くりっく365」のサービスが開始される。
・2007年09月:金融商品取引法の施行により、社名が「東京金融取引所」となる。
・2010年11月:「くりっく株365」のサービスが開始される。

くりっく株365の主な注意点(リスク)とは?

ここからは、実際に「くりっく株365」で取引をする前に知っておきたい注意点(リスク)についてチェックしておきましょう。

将来発生するかもしれない「もしも~が起こったら」とリスクが想定できていた方が、不測の事態にも冷静に対応できるでしょう。

価格変動リスク

・「取引対象」の価格変動によっては損失が生じる可能性がある。
・提示レートは「需給関係」「相場の状況」などによっては乖離が拡大する可能性がある。
・相場が急激に動いた場合には、差し入れた証拠金以上の損失が発生する可能性がある。

為替リスク

・くりっく株365の取引では、投資家が直接の為替リスクは負うことはない。
しかし、マーケットメイカーと言われる金融機関が、為替リスクを負担してレートを提示している。
そのため、為替相場の状況によってはスプレッドが拡大する可能性がある。

予想配当に関するリスク

・株式指数銘柄の配当相当額は金融取が算出するため、現物株の予想配当及び実績配当とは異なる。

金利変動リスク

・日本円や外貨の金利水準が変動などした場合、保有するポジションの金利相当額の受取額が減少、または支払額がそうかする可能性がある。

流動性リスク

・「くりっく株365」ではマーケットメイカーと呼ばれる金融機関がレートの提示をすることで取引が成り立っている。
しかし、東京金融取引所やマーケットメイカーにとって想定外の「有事」等によって適正なレート提示ができなくなる可能性がある。
そうなった場合、投資家ににとって不測の損失が生じる可能性がある。

信用リスク

・「くりっく株365」では原則、投資家が預けた証拠金は、取扱会社より金融取が分別管理している。
しかし、取扱会社の不誠実な行動により支払いが滞ったり、取扱会社が破綻した場合には、返還手続きが完了するまでに時間を要する可能性がある。

システム障害等リスク

・「金融取」や「取扱会社」のシステムや通信回線などに障害が発生した場合は、相場情報の配信、注文発注・執行などが遅延したり、不可能になることがある。
その結果、投資家は不測の損失を被る可能性がある。

税制・法律等の変更リスク

・税制・法律またはその解釈などが将来変更される可能性がある。
もし変更された場合、投資家は実質的に不利益な影響を受ける可能性がある。

【NEXT】⇒店頭CFD(GMOクリック証券)の特徴やメリットは?

【まとめ】CFDの取引を始めるのに必要なことってなに?へ戻る

【決定版】CFDの始め方~基本から運用のコツまで完全攻略~へ戻る

「ごくらくブログ」トップページへ戻る

多くのユーザーから支持されて、店頭CFDのシェアNo1!
GMOクリック証券について詳しくはコチラへ

スポンサーリンク
CFD全般
スポンサーリンク
スポンサーリンク