という方におすすめの記事です。
この記事を読むと以下の点が確認できます。
CFDと(FX・先物・現物株式・ETF)の違いを知りたい
FXはやったことあるけどCFDって名前ぐらいしか聞いたことないな・・・
CFDって興味はあるけど、なんとなく取っ付きにくいなぁ・・・
と、感じたことはないでしょうか?
この記事ではCFDと他の主な金融商品との違いについてチェックしていきます。
純粋にCFD自体を確認するより、他の金融商品との違いを知ることによって具体的なイメージがしやすいこともあると思います。
今回は細かな点はほどほどにして、大きなポイントにフォーカスして解説します。
そのため初めての場合でも、その他の金融商品との違いから、CFDのイメージを膨らませていただきやすいと思います。
最初に今回の記事のポイントをまとめておきます。
それでは順番に確認していきましょう!
CFDとFXの違いとは?
実は、CFDとFXは「同じタイプ」の金融商品なんです。
それは、「差金決済取引」と言われる値動きの差額のみで損益が発生する取引のことを指します。
CFDとFXの異なる点のポイントは・・・
「取扱う原資産が違う」ということです。
FX⇒外国為替のみが対象。
CFD⇒外国為替以外のすべて(個別株・株価指数・商品・債券など)が対象。
※原資産とは、外国為替や株価指数などの取引対象資産のことを指します。
上記のように、認知度の高いFXよりCFDの方が取扱い範囲が広いんです。
FXとの違いの補足
CFDとFXの違いは、取扱い原資産以外にいくつかありますが、そのうち特に知っておきたい点を少し掘り下げてチェックしていきます。
FXは通貨ペア問わず、レバレッジは25倍です。
CFDは以下のように、分類別でレバレッジ規制があります。
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個別株 : レバレッジ5倍以下
株価指数 : レバレッジ10倍以下
商品 :レバレッジ20倍以下
債権 :レバレッジ50倍以下
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但し、「くりっく株365」はこの規制の対象外で、例えば株価指数のレバレッジは概ね10~30倍である。(※必要証拠金が毎週更新されるため、レバレッジも変動する)
上記以外に、FXではお馴染みの「スワップポイント」の代わりにCFDでは「配当金」や「金利」の受払いが発生します。
※内容は商品の分類によって異なります。
CFDと先物取引の違いとは?
CFDは、先物取引の銘柄を「原資産」としていることが多いため、切っても切れない間柄と言えます。
CFDと先物取引が異なる最大のポイントは・・・
「限月(げんげつ)と呼ばれる取引期限の有無」となります。
先物取引は原則限月があり、CFDは原則限月がありません。
※店頭CFDでは、期限の定めのない(無期限)の商品が多いですが、くりっく株365では概ね1年間の取引期限が定められています。
日経225の先物取引では、概ね取引期限は3か月なので、CFDは先物に比べると取引期限が相当長いことが分かります。
※正確には日経225先物の取引期限はもっと長いですが、3か月ごとに「日経225〇△月物」というふうに商品が出てきて常に数種類売買できますが、直近商品の売買が活発となるため実質3か月です。
小まめに取引期限があると、対象の値動きとは別に「迫ってくる取引期限とのプレッシャー」とも戦わなければいけません。
仮に取引期限までに決済注文を出さなかった場合は、強制的に売買されます。
そのため、CFDの方が「心理的に有利な状況」で取引できると言えるでしょう。
先物取引との違いの補足
限月の有無の他にも、特に押さえておきたいポイントをチェックしておきましょう。
例えば大阪取引所に上場する日経225先物は、日本の祝祭日は休業日です。
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そのため、先物取引の場合は祝祭日明けまで取引できません。
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しかしCFDでは、先物取引にはない大きなメリットがあります。
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日経225先物が海外マーケットでも売買されていることを活用して、日本が祝祭日でも取引ができるんです!
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祝祭日に相場が動くときもありますので、大きなメリットと言えます。
※元旦だけは休業日となります。
上記以外に、先物取引では発生しない「配当金」や「金利」が、CFDでは発生します。
※先物取引の価格は、既に配当金が含まれているため、純粋な日経225に比べると若干異なります。
CFDと現物株式の違いとは?
現物株式では、保有する割合により株主総会にて議決権を持てる場合があります。
しかし、議決権はごく限られた一部にしか持てません。
現実的に重要ポイントとなってくるのは・・・
「レバレッジ」をかけられるところです。
レバレッジは資本金以上の取引ができることを言います。
※資本金100万円で、500万円分の取引をしたら、レバレッジ5倍になります。
信用取引をすれば、概ねレバレッジ3倍で取引できます。
※現物株式はレバレッジがないので、常に1倍となります。
しかし、CFDの個別株では概ねレバレッジ5倍なので有利です。
さらに日経225などの株価指数になると、原則レバレッジ10倍となり、資本金を有効活用できるのです。
レバレッジを高くできることは、注意が必要なのは間違いありません。
しかし、確実にチャンスも大きくなるため魅力的です。
現物株式との違いの補足
現物株式にはない、CFDならではのメリットも合わせて確認しておきましょう。
現物株式に投資する際の懸念材料と言えば・・・
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対象企業の「不正発覚」「風評被害」「スキャンダル」等ですよね。
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投資家としては、回避が難しい懸念事項があるのも事実です。
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しかし、CFDの株価指数だった場合はどうでしょう?
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もしも1つの企業でトラブルがあっても、指数に与える影響は軽微です。
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投資家は、相場の大きな流れを見ていればOKなのです。
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意識しずらい点かもしれませんが、株価指数は個別銘柄の突発的なトラブルに強く、安定感が高いところが頼もしいですね。
上記以外に、現物株式では銘柄によって「株主優待」がありますが、CFDではもらえません。
又、決済後の代金の受渡日が異なります。
現物株式や信用取引は「3営業日後」であるのに対し、CFDは「当日」です。
つまり、短期で売買を繰り返す場合はCFDの方が有利ということになります。
CFDとETFの違いとは?
CFDと同じく、近年注目されている金融商品「ETF」。
CFDとETFが異なる大きなポイントは・・・
信託報酬(取引コスト)の有無となります。
報酬と名が付いているので、投資家にメリットがありそうな響きですよね・・・
しかし、ここで言う信託報酬は「証券会社の報酬」なので、投資家にとってのコストとなります。
この信託報酬は、主に「投資信託」で発生する手数料の一種です。
ETFは日本語にすると、「上場投資信託」となりますので、ルールの一部が投資信託と似ています。
信託報酬とは、「保有中」に発生する手数料で、投資家が運用先に支払います。
純粋な投資信託より、ETFの信託報酬の方が低い傾向ですが、それでも「年間0.5%~1.0%ぐらい」の手数料が発生します。
信託報酬は、投資対象の値動きに関係なく発生する手数料なので、可能ならば避けたいところです。。。
そこで、CFDの出番となります。
CFDは値動きのみにフォーカスした金融商品なので、誰かに運用を任せているわけではありません。
そのため、もちろん信託報酬はかかりませんし、取引手数料も非常に安いです。
※店頭CFDとくりっく株365で若干手数料体系が異なります。
投資家にとって手数料は非常に重要です。
長い期間取引していくと、いずれ大きな差になるため、CFDが有利と言えます。
ETFとの違いの補足
現物株式でも触れましたが、「レバレッジ」で大きな差があります。
ETFは一部、信用取引でレバレッジ3倍ほどで取引できる場合がありますが、原則的に「現物扱いのレバレッジ1倍」です。
資本金を多く保有していれば大した問題にはならないと思います。
しかし、少ない資金を飛躍的に増やしていきたい場合は、リスクと隣り合わせであることを考慮しながらCFDで運用する方がリターンの期待が持てます。
※FXとの違いで前述しましたが、CFDでは株価指数はレバレッジ10倍、商品(原油や金など)はレバレッジ20倍で取引できるのです。
又、ETFの多くの銘柄は、取引時間中である「日中」しか取引できません。
そのため、多くの銘柄で概ね24時間取引できるCFDの方が有利と言えます。
今回は以上となります。
CFDは、既存の金融商品のルールを簡略化して、より分かりやすく、より利便性が高くなっていることが整理できたのであれば幸いです。
効果的な取引をするために、CFDのメリットを生かしていきたいですね。
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