【74点】アスタータタリクス(アスタタ)のレビュー・評価(ゲームアプリ・ソシャゲ)

ゲームアプリレビュー
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今回は、一切の忖度なしでゲームアプリ「アスタータタリクス」のレビューをさせていただいた。

アスタータタリクス(アスタタ)のレビュー・評価

アスタータタリクス(アスタタ)ってどんなゲーム?
・よくあるタイプのシミュレーションRPG。
・しかしSRPGの要素より、ストーリーがとても長いことに違和感がある。
・ゲーム全体のバランスはイマイチだが、ラノベを読むのが好きな方はアリかも。

ゲーム概要

ゲームタイトル:アスタータタリクス
開発/運営:株式会社gumi / Studio FgG
ジャンル:シミュレーションRPG
対応OS:iOS / Android
配信開始:2023年8月28日
画面:ヨコ型
プレイ時間:約20時間
プレイ時期:2023年9月

アニプレックスとStudio FgGがコラボして制作されたシミュレーションRPG。
時間軸に沿って、ストーリーパート/バトルパートが展開されていくのが特徴。

ゲームの特徴

まずは、アスタータタリクス(アスタタ)の概要や進め方について確認していこう。
アスタタの最大の特徴は「ストーリー」と「バトル」に分かれているところ。
特にストーリーテキストのボリュームは、かなりのものだ。
じっくりと世界観を味わいながら進めていこう。

流れとしては、4月からスタートし、1日単位の時系列で進行する仕様となっている。
ストーリーパートでは、会話中に結構な頻度で選択肢が表示される。
そして、選択した結果によってはストーリーが変化するようだ。

また、会話が終わると限られた範囲ではあるが、フィールドを歩き回って探索もできる。

そこでNPCと会話(クエスト)したり、アイテムを見つけるなどが可能だ。
※歩き回るのが面倒な場合は、ファストトラベルという機能を使ってワープも可。

その後、ある程度行動すると自動的に1日が終わり、翌日へと進行する仕組みになっている。

行動によってはアルバイト扱いとなり、ゲーム内通貨がもらえるものもある。

バトルパートは、毎日狙ってやりたい時にできる訳ではない。
NPCからの討伐クエストを受けるか、ストーリーでバトルが発生した時に限るのだ。
そのため、ストーリーを進めていると、唐突にバトルパートに切り替わることがある。

バトルパートでは、出撃前に手持ちのキャラから編成する必要がある。
・高レアリティ(星5など)があれば優先する。
・多くの場面で対応できるよう、属性を分散させる。
・武器やカードなどを忘れずに装備させる。
・素材があれば、主力に使ってレベルを上げておく。
ざっくり、以上のことを参考にしてPTを編成するのがおすすめだ。

特に、ガチャで強キャラが出たら、集中して育てておこう。
そうすれば、ボスを単騎で倒せるなど、攻略が楽になる。
属性を考慮して、メインアタッカーを2~3人育てておけば序盤は十分だろう。

バトル開始前に、キャラの配置場所が決められるようになっている。
この配置の重要度は結構高いと思われる。
マップを見て、敵の配置と属性をチェックし、その後の展開を考慮して配置したい。

また、バトルが進むと敵の援軍が出てくることもある。
そのため、ヒーラーは単体で待機させず、フォローできる距離感を大事にしよう。

バトルは「ターン制」で進行する。
オート機能もあるが、よほどの戦力差がない限り、手動でのプレイをおすすめする。
理由は、思い通りに動いてくれず、味方ユニットがやられるとストレスにつながるからだ。

基本戦術は、遠距離攻撃で削り、アタッカーでとどめを刺す。
という流れがおすすめだ。
できるだけダメージを食らわずに殲滅できる展開を工夫しよう。

もしダメージを受けた場合は、致命傷になる前にヒーラーで回復してあげよう。
アタッカーをローテーションで運用すれば、安全に効率よく攻略できるだろう。

その後、敵を全滅させる、ボスを倒すなどの条件を達成するとクリアとなる。

サブコンテンツなど

アスタタでは、メインのストーリーとバトル以外にも、様々なコンテンツが用意されている。

シナリオクエストでは、いわゆる外伝的なストーリーを楽しめる。
ストーリーを読みつつバトルステージをクリアして、アイテムをゲットしよう。

フリークエストでは、これまでストーリーでクリアした一部のステージを繰り返し消化できる。
とりあえずスタミナを消費したり、レベル上げのために活用したい。

イベントクエストは、期間限定のものが多い。
貴重な育成アイテムが獲得できる場合が多いため、育成したいキャラに合わせたステージに挑もう。

課金要素

ガチャ10連:3,000円※おまけ・初回ボーナス無しで計算。
※ガチャ10連:石1,500消費。石1個あたり、2円

アスタタのガチャは、以下の2本立てとなる。
・スタイル(いわゆるキャラ):「星5」3.0%、「星4」18%、「星3」79%

・継承念装(いわゆるカード):「UR」3.0%、「SSR」18%、「SR」79%

キャラとカードで呼称が異なるが、確率は同じだ。

いわゆる石(伝晶石)は、通常販売と期間限定/数量限定のお得パックがある。

また、別途ウィークリーやマンスリーのお得なパスも用意されている。

育成アイテムも各種揃っているが、有償石限定のものが目立つ。
そのため、Pay to Win要素は強めの印象だ。

評価できる点

スキップ機能が便利

ソシャゲでは手軽さが重要だ。
忙しい時に、サクッとスタミナを消費できるのは、単純に便利なのだ。

その点アスタタでは、レベル上げや素材獲得を目的をしたステージを、スキップ機能でワンタッチで消化できるのだ。
今の時代、当たり前の機能かもしれないが、実際便利なのでポイントは高いだろう。

放置コンテンツで素材を獲得できる

育成素材を確保するのは、どんなソシャゲでも結構大変だ。
アスタタでは、育成素材の一部を放置コンテンツで獲得できるようになっている。

また、自キャラの育成が進むと、より効率アップできるよう工夫されているのも好印象だ。
定期的に高レベルのボスにチャレンジしてステージを上げておくと良いだろう。

バトルシーンのクオリティが高い

メインコンテンツでのバトルでも良い点があった。
バトル時のグラフィックの出来栄えは良好な印象だ。

特にクラリスの、フィギュアスケーターのように滑って斬りつけるシーンが印象に残っている。
各キャラの、オリジナリティ溢れるアクションを見るのも楽しみの1つになりそうだ。

グラフィックレベルとしては、ファイアーエムブレムの『蒼炎の軌跡』や『暁の女神』を思い起こさせてくれる。
ソシャゲで違和感なく、しっかり動いているグラフィックを実現するのはカンタンでは無かっただろう。

イマイチな点

主人公の存在感がない

ゲームを開始すると、間もなく主人公を選ぶことになる。
性別と、男女それぞれ3パターンより、好みのものを選択するのだ。

選ぶところまでは良いのだが、その後の出番がほぼないことに違和感がある。
見かけるのは「ガシャを回す時」と「プレイヤーランクが上がった時」ぐらいだ。

これでは、何のために主人公が存在するのか分からない。
「アニメ制作のために必要なんです!」との天の声が聞こえてくるようだ。
しかし、ゲームでの違和感は、そのままアニメにも影響するだろう。

ドット絵が時代遅れ/オートのAIがイマイチ

前述の通り、バトル時のグラフィックレベルは良好だ。
しかし、フィールドのSDキャラは・・・正直イマイチとしか言いようがない。
今の時代にドット絵キャラは厳しいだろう。
『アークナイツ』などの簡易アニメキャラなどを参考に、ユーザーから親しまれる作り込みをして欲しかった。

また、バトル時にオートを選択すると、AIのレベルの低さにビックリする。
例えば、ヒーラーでも単騎で敵に突っ込んでいく。というのも良くあるのだ。
これを初めて見た時は、思わず「ギョッ」としたものだ。
もっと、ユニットの特性に合わせて有能なAIにしていただきたかった。

『ヘブンバーンズレッド(ヘブバン)』に似ている

文字通り、「丸ごとコピーしたんじゃないの?」と言われてもおかしくない内容なのだ。
唯一、「ターン制コマンドバトル」と「SRPG」の違いぐらいだろう。
それ以外のゲーム全体のバランスや進行は、ヘブバンによく似ているのだ。

良く言えば、ヘブバンを研究している。とも言える。
しかし、ゲームにとってオリジナリティは重要な要素だ。
その点、ゲームを開始して間もなく、別のタイトルを連想させてしまうのは工夫が足りなかったと言わざるを得ないだろう。

一言いいたい!

「イマイチな点」の中から、特に筆者が気になった点について一言いっておきたいコーナー。
今回は、「ゲームバランスの悪さがユーザーを脱落させる!」だ。

前述した通り、アスタタはヘブバンによく似ている。
しかし、ヘブバンをコピーしただけではなく、根本的な問題が別にあると感じたのだ。
アスタタをプレイして、一番気になったのは「バランスの悪さ」だ。
具体的には、ストーリーが長すぎるのだ。

序盤だけなのかな?
と思い、我慢して6月の下旬あたりまでプレイしたが、状況は変わらなかった・・・

よくYouTubeなどの動画では、「サムネ詐欺」や「タイトル詐欺」という言葉がある。
出来の良いサムネやタイトルに惹かれて再生すると、内容が期待外れだった。というヤツである。

アスタタは、まさに「ジャンル詐欺」と言われても仕方がないだろう。
SRPGを期待してプレイしたユーザーの大半は、延々と続くストーリーに精神を破壊され、序盤で離脱した可能性が高い。
アスタタのジャンルを「ノベルアドベンチャー+SRPG」としておけば、開始する前にある程度の心の準備はできて、マシだったかもしれない。

その他、残念だったのは「長いストーリーが面白くない」ことだ。
比較になってしまうが、ヘブバンのストーリーは面白い。
読んでいると、思わずニヤリとしてしまうのだ。
これは素直にヘブバンを褒めるしかないのだが、アスタタのストーリーは長くて面白くないのだ。

まとめ

総合評価 74点(100点満点)

1年以内にサービス終了する可能性 40%

今回は、アスタータタリクスの簡易レビューをお届けしたが、いかがだっただろうか。
キャッチフレーズ的に「アニプレックスとのコラボ」を掲げたタイトルは、盛大にズッコケてしまった。

当然アニメ化の準備をしているだろうし、裏で様々な事情があるのだろう。
しかし、ゲームはゲームだ。
ゲームのクオリティとしては、全体のバランスが悪いとしか言いようがない。

1番の原因は「プロデューサーが仕事をしていない」ことと思う。
各部門の進行状況を確認してバランス調整すれば、こんな結果にはならなかっただろう。
既に、小手先の調整では軌道修正不可能な状況に見えるため、もうどうしようもない。

「アニメの影響で、ストーリーパートのボリュームが多くなりそう!」
という情報を早々にキャッチしたなら、ゲーマー目線で許される範囲にうまく調整することも可能だったハズ。
しかし結果としては、シナリオのボリュームが暴走したアンバランスな作品になってしまったということだ。

このままの状況でアニメを制作しても、失敗する確率は極めて高いだろう。
理由は、全体のバランス調整ができないまま、「エイヤっ!」とリリースしたゲームの重いビハインドを跳ね除けないといけないからだ。
これでは、アニメ制作に携わるクリエイターの皆さまがかわいそうだ。

しかし、普段からラノベを読むのが好きなユーザーであれば、ハマるのかもしれない。
「SRPG要素のある、音声付きラノベ」ということであれば、ワンチャンあったのかもしれない。

仮に筆者がプロデューサーだったとしたら・・・
・ストーリーはおまけ程度にサラッと済ませる。(スキップされるほどの長さにしない)
・ゲームを続けてもらうことを最優先に、バトル要素にリソースを集中する。
・ゲーム内では詳細に触れられなかった部分を、アニメで思う存分ストーリーを楽しんでいただく。
この方が現実的だったように思うが、いかがだろうか。

今回のレビューは以上である。
良質なゲームアプリとの出会いの参考になれば幸いだ。

この記事で使用している画像は、株式会社gumi、Studio FgGに帰属しています。

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