ゲーム・動画視聴・普段使いに満足度の高いモニター「G322CQP」をレビュー

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新しくPC本体を組むので、モニターも一緒に新しくしよう!ということでモニターを探しました。
結構ワガママな条件で探していましたが、1つだけ条件に合うモニターを発見!
それがMSIのG322CQPです。

ゲーム・動画視聴・普段使いに満足度の高いモニター「G322CQP」をレビュー

レビューした筆者の状況ですが・・・
・27インチフルHDの平面モニターを長年利用していたユーザー
からの視点でレビューしています。
そして、あくまで個人的な所感であることを予めご容赦願います。

結論からお伝えしますと・・・
とても満足度の高い、おすすめできるモニターでした!
購入価格の48,200円の価値は十分にあったと思います。
※筆者が購入した2022年末頃の最安値はAmazonでした。

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G322CQPを選んだ理由

まずは、G322CQPを選んだ理由を整理しておきます。
筆者が、今回探すモニターに求めていた条件は以下の通り。

・サイズが32インチ
・アスペクト比:16:9
・解像度がWQHD
・湾曲率1000R
・発売日から概ね1年以内

と、まぁ結構ハードル高めの条件をイメージしていました。
果たして、この条件で該当するモニターは見つかるのかな?
と思いながら、根気よく探しました。

画面サイズ

これまでは、27インチのフルHDモニターを利用してきました。
特に不満はなかったのですが、ゲームや動画視聴を迫力のある画面で楽しみたいと考えていたので、32インチで探しました。

アスペクト比

いわゆる普通のワイドモニターがターゲットです。
近年は、ウルトラワイドモニターもよく見かけるようになりました。

しかし、ウルトラワイドは対応していないゲームもあることと、あえてサブで別モニターを使いたかったので16:9を条件としました。

解像度

フルHDですと、作業するときにブラウザとExcelなど2画面表示で不便でした。
横に並べると、部分的に重なって見えづらいので、地味にストレスだったのです。
このストレスを解消するためにWQHDを候補としました。

4Kにしなかった理由は「PC本体のスペック」とのバランスです。
PCのグラボはAMD Radeon RX6700XTを予定していたので、ゲームプレイなど性能的にWQHDが適正でした。

湾曲率

これまでは、平面のモニタしか利用したことがありませんでした。
しかし、近年湾曲モニターをよく見かけるようになり「没入感」を実際に体感してみたくなった。という素直な好奇心です。

湾曲率でも1000Rや1500Rなど選択肢があります。
今回は人間の目の湾曲率とほぼ同じ、1000Rのタイプを候補にしました。

・湾曲率について
モニターのスペックを見ると、1000Rや1500Rなどを見かけます。
これらの数字が何を意味しているのかを整理してみましょう。
この1000Rの「1000」は「半径1000mmの円」を表します。
つまり、1000Rタイプのモニタは、半径1メートルの円を描いたとして、その一部を切り取ったような湾曲率だということになります。
ちなみに1500Rですと、もっと大きな円になるので、1000Rと比べると「ゆるやかな湾曲」となります。

MSI G322CQP の主なスペック

パネルサイズ:32インチ
パネルタイプ:VA
アスペクト比:16:9
パネル湾曲率:1000R(※目の湾曲率とほぼ同じ)
パネル解像度:2560×1440(WQHD)
リフレッシュレート:最大170Hz(HDMIは最大144Hz)
応答時間:1ms(MPRT)
視野角:水平・垂直共に178度
表面処理:アンチグレア(ノングレア)
専用スタンド可動範囲:傾斜:-5~20度、高さ:0~130mm
入力端子:DP×1、HDMI×2
VESAマウント:100×100mm
寸法(幅×奥行×高さ):701×269×480mm(スタンド有り)
外箱寸法:900 x 215 x 679mm

開封・組み立て

ここからはG322CQPを開封して見ていきたいと思います。
まずは外箱ですが・・・デカイ!が第一印象です。
これは宅配業者さんも届けるのは大変だったでしょう。

大きさの参考になるか分かりませんが、i pad mini を比較で置いてみました。

外箱を開けると、内箱が見えます。
丁寧な包装だと思います。
※内箱を取り出すのは少々大変でしたが・・・

内箱を取り出しました。
デザインはシンプルでカッコイイですね。

内箱から本体が入っている発泡スチロールの箱を取り出します。
ここは取り出しやすいように溝が設けられており、いい感じです。

発泡スチロールの箱を取り出して、蓋を開けたところ。
本体の下にはスタンドが見えます。

付属品一式です。
スタンド台座、ディスプレイケーブル、ACアダプタと電源ケーブル、VESAマウント用スペーサーが付属していました。

台座の裏側の後ろ側です。
しっかりグリップするようにゴムが付いています。
地味ですが、大事なところですね。

同じく台座裏の前足です。
こちらもしっかりグリップします。
デスクも傷がつかないので良いですね。

お次はスタンド本体です。
台座は金属でしたが、本体は樹脂製でしょうか。
質感は可もなく不可もなくといったところ。
手が脂ぎっている状態で触ると、跡が残りやすいかも。

スタンド本体の底面です。
ネジ穴が見えます。
金属製の台座とネジで固定する仕様のようです。

本体裏側です。
付属のスタンドか、VESAマウントを使うか選択式です。
いずれにせよ、デフォルトでネジが仮付けされているので外します。

付属のスタンドを利用する場合は・・・
上側にツメを合わせてはめ込む感じですね。

その後、下側の2ヶ所でネジ止めして固定します。

スタンド本体底面に台座を固定します。
台座の固定はネジですが、手で回して固定できるようフックが付属しています。
このフックでしっかり固定できるので、楽チンですね。

台座が完成したら、スタンドをしっかりつかんで本体を箱から取り出します。

ちなみに、VESAマウントを利用する場合についても、念のために触れておきます。
仮付けのネジを外したら、付属のスペーサーを4ヶ所取り付けます。
最初は手で何回転かさせて、その後はペンチなどでしっかり固定します。

スペーサーをしっかり固定できました。

ここに、モニターアーム用の固定金具を取り付ければOKです。
※今回は付属のスタンドを利用したいと思います。

本体パネルの湾曲具合が気になるので、デスクに置いて確認してみます。
上から見下ろしても、よく曲がっているのが分かりますね。

横から見ると、かなり湾曲しているのがハッキリ確認できます。

さらに、どのぐらい湾曲しているのか気になったので計測します。
結果、画面端の一番浮いている箇所は、デスクから約10cmほどありました。

付属スタンドを取り付けて、正面からです。
大きさの比較でi pad mini を添えてみました。
設置してみると、あらためて大きいですね。
27インチと比べると、明らかに一回り大きいのが実感できます。

比較その2です。
旧型の23インチモニタと比較してみます。
大きさは段違いですね。

本体裏側です。
普段見ることはありませんので、特に気にならないです。
が、デザインはカッコイイと思います。

本体裏側を下から覗き込むと、入力端子が見えます。
DP×1、HDMI×2が確認できます。
※それ以外は、電源ACアダプタとイヤホンジャックですね。

本体を横から確認してみます。
傾きの角度を付けていない標準だとこんな感じ。

見た目の違いが分かりづらいですが、下に向けています。
公称値では傾斜角度は-5度です。

今度は上向きに傾斜させています。
公称値では20度まで傾けられます。

開封と組み立てに関しては以上となります。

G322CQPを使ってみての感想

ここからは、購入から約1ヶ月ほど使ってみた素直な感想をお伝えしていきたいと思います。

オンラインゲーム


筆者は主にMMORPGを好んでプレイしています。
画面から顔まで概ね70~80cm離れてプレイしているのですが、画面全体が視野に収まるので問題ありません。
当初は「32インチかぁ・・・画面の変化に目が付いていけるかな?」
と、少々心配な面はありました。
しかし、そんな心配は杞憂に終わってホっとしています。

ただ、画面からどのぐらい離れるのかは個人の好みになると思います。
そのため、FPSなど素早い反応が求められるゲームを予定している場合は、念のため店頭で視野の確認をした方がよいのかもしれません。
特に「湾曲モニター」は、平面モニターに比べると明らかに視認性は向上するので、そのあたりも考慮に入れて実際に体感するのが早くて確実です。

その他、フルHDと比べて大きく利便性が向上した点があります。
それは「UIが画面に占める割合が少なくなった」ことです。
フルHDでプレイしていた時は、それが当たり前だったので特に気になりませんでした。
しかし、解像度をWQHDにしてプレイすると、メニューやチャット欄などに結構な割合を占領されていたんだなぁと実感します。
画面全体がスッキリして、重要な中央部分の操作がしやすくなって利便性が確かに向上したと感じました。
まさに、高解像度は正義。と言ってもいいかもしれません。

動画視聴


試しに動画サイトで映画を視聴してみました。
ゲームの時に比べると、画面までの距離は約1メートルにして、座席も大きくリクライニングして背もたれを倒しました。
かなりリラックスした姿勢で視聴しましたが、ちょっとしたミニシアター感覚でした。
音響にこだわった場合は、さらに高い臨場感で楽しめるのではないかと思います。
筆者はFostex製の1万円ぐらいのお手頃スピーカーでしたが、十分楽しめました。

画面サイズが32インチになると、迫力のある動画視聴がしっかり楽しめることも確認できました。
特に、湾曲モニターが「没入感」を引き出しており、アクションシーンなどは映像が迫ってくる感じがして満足度は高かったです。
ここは、27インチとは体感的に大きく違うな。と個人的には感じました。

普段使い(作業)


このモニターを購入するきっかけにもなった「作業スペースの確保」。
結果的には大正解で、とても作業は快適になりました。

画面を横に2つ並べても余裕があり、フルHDの時に比べてストレスフリーになりました。
これは、もうフルHDには戻れないですね(笑)
当初は「作業のときに湾曲モニターってどうなの?酔いそうで心配・・・」
と思っていました。

しかし、実際に作業してみると「集中力アップ」につながるなど、メリットは大きかったです。
やはり、PC本体のメモリ容量も同じですが、「広い作業スペースは正義」だと強く感じました。

作業以外でも、ネットサーフィンの時に2画面を比較して確認したいこともたびたびあります。
また、YouTubeで動画視聴しながら、別ウインドウで調べものをしたいこともあるでしょう。
それらの時も、WQHDの解像度が真価を発揮して、快適なスペースを確保してくれます。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は27インチのフルHD(平面)から、32インチのWQHD(湾曲)に乗り換えた視点でざっくりレビューしてみました。
解像度、画面サイズ、湾曲タイプ・・・
これらは実際に体感してみないと、ぜんぜん分からないものだな・・・と実感しました。

「G322CQP」はオンラインゲーム、動画視聴、作業など普段使いと、マルチに満足度の高い「コスパの高い」おすすめできるモニターでした。
今回はここまでとなります。
少しでも参考になれば幸いです。
それでは良いPCライフを!

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