eスポーツ愛好者におすすめのギア(周辺機器)選びのポイント

eスポーツ
この記事は約14分で読めます。
スポンサーリンク

今回は、eスポーツには欠かせないゲーミングギア選びのポイントをご紹介します。
ゲーミングギアとは、キーボード、マウス、ヘッドセットなどの周辺機器のことです。

eスポーツ愛好者におすすめのギア(周辺機器)選びのポイント

eスポーツにおいて、周辺機器の選択は勝敗に直結する要因となります。
では、なぜギアの選び方が重要なのでしょうか?
その答えは、以下のメリットにあります。

まず、正確な操作が可能となることがギア選びの第一のメリットです。
高性能なゲーミングマウスやキーボードを選ぶことで、プレイヤーは命中率や反応速度を飛躍的に向上させることができます。
これはeスポーツの世界で特に重要で、微細な動きや瞬時の判断が成功と敗北を分ける要素となります。

次に、快適なプレイ環境を整えることができる点も見逃せません。
ゲーム用のヘッドセットは、周囲の騒音を遮断し、臨場感あふれるサウンド体験を提供します。
このように、ギアの選択は競技パフォーマンスに直結し、ゲームの楽しさと成功に大きな影響を与えます。

この記事では、具体的なギアの選び方を詳しくご紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

キーボードの選び方

キーボードの基本要素

有線 or 無線

有線キーボードの特徴
・遅延がなく安定性が高いため、ゲームでの反応速度が速く信頼できる。
・充電が不要であり、バッテリー切れの心配がない。
・ケーブルによる移動制限があり、デスク上のケーブルが邪魔になることも。

無線キーボードの特徴
・微小な遅延が生じることが有り、競技向けの環境では適さない可能性がある。
・ケーブルが無いため、デスク周りをスッキリ整理できる。
・定期的にバッテリーの充電が必要であり、バッテリーの寿命も気になる。

このようにゲームタイトルやプレースタイル、個人の好みに応じてどちらが適しているかを検討する必要があります。

フルサイズ or テンキーレス

フルサイズキーボードの特徴
・テンキーパッドにより、数値入力が多い場合は有利になる。
・デスクスペースを多く専有するため、マウス操作のスペースに影響する。

テンキーレスキーボードの特徴
・コンパクトなデザインのため、マウスの操作スペースを十分確保できる。
・テンキーパットが無いため、数値入力作業が不便になる。

純粋にeスポーツに特化するのであれば、テンキーレスタイプがおすすめです。
逆に一般作業やRPGなどのプレイでは、フルサイズも魅力的です。

メンブレン、パンタグラフタイプについて

メンブレンタイプの特徴
・各キーの下に「メンブレン層」と言われる薄いプラスチック製のシートがある。
・そのため各キーが独立しておらず、キーの押下時に一定の圧力が必要。
・他タイプに比べると、反応速度や耐久性で劣る可能性がある。

パンタグラフタイプの特徴
・厚みが薄いのが最大の特徴であり、よくノートPCで採用されている。
・特殊な枠組みのような構造で、押下時には独特の音がする。
・薄いことは携帯性がある反面、eスポーツでは適切な「打刻感」が得られにくい可能性がある。

一般的にeスポーツでは、メンブレンやパンタグラフタイプのキーボードは少ないです。
理由は、メカニカルや静電容量無接点方式の方が優れているからです!
ただメンブレンタイプは安いので、入門者がお試し前提であれば検討の余地があります。

メカニカルについて

メカニカルタイプの特徴
・各キーが独立したスイッチであり、正確な反応と高い耐久性がある。
・いくつかの異なるスイッチが存在しており、軸の色(茶軸や赤軸)などで感触や音などが異なる。
・適切な打刻感があり「リバウンド」と呼ばれるキーを元の位置に戻す機能がある。このリバウンドは、高速でのキータイピングに重要な機能となる。
・各キーのキーキャップは取り外し可能であり、交換などのメンテナンスが容易である。

このような特性から、メカニカルタイプは多くのeスポーツに広く利用され、支持されています。
ただメカニカルタイプの中でも、スイッチの違いにより感触などが異なるため、自分に合ったタイプを探す楽しみもあるでしょう。
しかし、メカニカル独特の「カチャカチャ・・・」という打刻音は、個人の好みがあると思います。

静電容量無接点方式について

静電容量無接点方式の特徴
・独立した各キーには「静電容量センサー」が組み込まれている。
・キーを押下すると、静電容量を計測することでキーの押下を検出する仕組み。
・キーを押下しても物理的な接点がないため「静電容量無接点方式」と呼ばれる。
・非常に高速な反応速度を誇るため、eスポーツにも適正がある。

このような特性から、近年eスポーツでも支持を獲得しつつあるタイプと言えます。
メカニカルとの最大の違いは「打刻音」です。
静電容量無接点方式は、非常に静音なので音が気になる方にはおすすめです。
打刻感も非常に良く、一度使うと他のタイプには戻れなくなる!?可能性があります。
しかし価格が高いため、お財布と相談しながら検討しましょう。

信頼できるキーボードのメーカーは?

Razer(レイザー)


※Razer公式HPより引用

Razerは、1998年にアメリカで設立されたゲーミングデバイスメーカーです。
数多くのゲーミングデバイスを製造していますが、特にマウスとキーボードなどが売上構成の大きな部分を占めています。

eスポーツの発展と共に、多くのゲーマーから支持され続けているため、とても知名度の高いメーカーと言えるでしょう。
また、多くのプロeスポーツ選手からも支持され、愛用されています。

AmazonでRazerのキーボードをチェックする

Logicool(ロジクール)


※Logicool公式HPより引用

Logitech(ロジテック)は、1981年にスイスで設立されたPC周辺機器やソフトウェアのメーカーです。
正式な会社名はロジテックですが、日本では「ロジクール」として取引されています。

世界的に知名度が高く、PC周辺機器業界の巨人と言っても過言ではない存在です。
ゲーミングに特化している訳では有りませんが、数多くの製品の中で、ゲーミングモデル「Gシリーズ」のキーボードを製造しています。

AmazonでLogicoolのキーボードをチェックする

東プレ


※東プレ公式HPより引用

東プレ株式会社は、1935年に日本で設立された金属製品を得意とするメーカーです。
主に自動車用プレス部品、空調設備、コンピュータ用部品の製造開発をしています。

当プレと聞いてもピンと来ない方も、「REALFORCE(リアルフォース)」は知っている!という方は多いでしょう。
東プレは1983年に静電容量無接点方式のスイッチを搭載した、業務用入力端末を開発・販売しました。
このスイッチが評価され、2001年には「REALFORCE」としてPC用キーボードを販売しました。

このキーボードは、多くの個人ユーザーから支持され、人気を集めました。
そして近年は、ゲーミングに特化した「GX1シリーズ」が多くのゲーマーから支持されています。

AmazonでREALFORCEのキーボードをチェックする

ASUS(エイスース)


※ASUS公式HPより引用

ASUSは、1989年に台湾で設立されたPCパーツやスマホ本体などの総合メーカーです。
PC周辺機器以外にも、マザーボードやグラフィックボードはもちろん、スマートフォンやタブレット本体など数多くのデジタル製品を取り扱っています。

近年では、「UMPC(ウルトラモバイルPC)」と呼ばれる規格の中で「ROG Ally」というコスパに優れたモデルをリリースし、話題を呼んでいます。

そして、近年ゲーミングに特化したキーボードである「ROG Strixシリーズ」は、多くのゲーマーから注目を集めています。

AmazonでASUSのキーボードをチェックする

マウスの選び方

マウスの基本要素

有線 or 無線

有線マウスの特徴
・電池やバッテリーが無い分、重量が軽め。充電も不要。
・通信の遅延がないため、高い安定性と信頼がある。
・ケーブルによる煩わしさや、他のケーブルと絡まりやすい。

無線マウスの特徴
・電池やバッテリーを内蔵している分、重量が重め。充電も必要。
・現代の無線マウスは遅延がほぼ無く、信頼性が向上している。
・ケーブルがないためストレスフリーであり、自由な動きが可能。

一昔前では、無線マウスは若干の遅れが目立っていました。
しかし、現代のマウスではほぼ遅延は見受けられないため、目立った弱点はありません。
操作する際に、ある程度の重さがあったほうが良いのか、できるだけ軽いほうが良いのか。
このあたりが選ぶ基準になってくるかもしれません。

形状、大きさ

マウスの形状は、手にどのようにフィットするかが大きなポイントです。
握りやすい形状のマウスを選ぶことは、長時間のゲームプレイで手の疲労を軽減し、正確な操作を可能にします。
できれば、リアル店舗の展示品をいくつか試して、しっくりくる一品を探したいです。

マウスの大きさは、手の大きさに合わせて選ぶべきです。
手が小さい人は小さめのマウスが、大きい人は大きめのマウスが適しています。
手のサイズに合ったマウスを選ぶことで、握りやすさと操作性を向上させることができます。

金額も気になるところですが、それ以上に手の大きさに合わせたマウスを選ぶ方が、重要であることを重ねてお伝えしておきたいです。

光学式 or レーザー式

光学式マウスの特徴
・LED or レーザーダイオードを使用する光学センサーを備えている。
・レンズとカメラが内蔵されており、センサーがキャプチャーした画像を処理する仕組み。
・高精度な機能と安価なモデルが多く、ゲーム用途問わず幅広く利用されている。

レーザー式マウスの特徴
・赤外線レーザーダイオードを使用した高解像度センサーを内蔵している。
・光学レンズとカメラが組み込まれており、センサーがマウスパッド上での動きを追跡する役割を果たす。
・レザーセンサーは高速な動きに強く、eスポーツでの適性が高い。

現代のeスポーツシーンでは、光学式のゲーミングマウスを見かけることは少なくなりました。
特にこだわりが無ければ、レーザー式マウスを選ぶことになるでしょう。

DPI

DPI(Dots Per Inch)とは、マウスを動かした時に画面上のカーソルがどれだけ動くのかを、数字で表した単位のことを指します。
例えば、DPI 400と1000を比べると、400より1000の方がより大きくカーソルが動きます。

そうすると、単純にDPIは大きい方が良いのか?
いいえ、そうとは限らないです。
それはゲームジャンルやタイトルによって変わります。

FPSなど瞬時の判断が勝敗を分けるような場合は、DPIは高めの方が有利でしょう。
しかしRTSなどでは、より正確なエイミングや細かな動きに対応するため、DPIを低めにする方が有利になる場合もあります。

一般的なゲーミングマウスのスペックは、100~16000DPIぐらいのモデルが多いです。
実は、このぐらいの設定が可能ならば、性能として十分と言えます。
なぜならば、多くのeスポーツプレイヤーは、400~1600DPIの範囲を好んで使用しているからです。

重要なのは実際に操作して、自分にとっての最適なDPIに設定することなのです。
マウスによっては、プレイ中でもDPIを変更できるモデルも存在します。

カスタマイズ性

個人の好みによって様々ですが、マウスのボタンが多い方を好むプレイヤーにとっては重要なことです。
多機能ボタンを好みにカスタマイズすれば、よりプレイスタイルの幅が広がるかもしれません。
しかし、逆にシンプルで軽量なマウスを好むプレイヤーもいます。

そのためプレイ経験を重ね、カスタマイズ性の重要性に気付くことがあれば、その時に検討しても遅くはないと思います。

信頼できるマウスのメーカーは?

Logicool(ロジクール)


※Logicool公式HPより引用

Logicoolでは一般ビジネス向けのマウスでも、多くのモデルが存在しており支持を得ています。
それらマウスとは別に、ゲーミングに特化した「Gシリーズ」も展開しています。

LogicoolのGシリーズマウスは、エントリー向けのリーズナブルなモデルから、多くのユーザーから愛される定番モデルもあります。
そしてハイスペックなプロモデルまで、多くのモデルから選べるのが魅力的です。

AmazonでLogicoolのマウスをチェックする

Razer(レイザー)


※Razer公式HPより引用

Razerのマウスは元々ゲーミングに特化されており、数多くのモデルがラインナップされています。
また多くのプロゲーマーの協力を得て、こだわりの製品開発をしています。

例えば、FPSなどゲームジャンルに特化したマウス。
特定の持ち方に適したデザインなど、あらゆるゲーマーが納得できるマウスが揃っています。
多くのeスポーツプレイヤーから支持を集めるRazerのマウスは、ゲーミングマウスの定番と言っても過言ではないでしょう。

AmazonでRazerのマウスをチェックする

ヘッドセットの選び方

ヘッドセットの基本要素

有線 or 無線

有線ヘッドセットの特徴
・信号の遅延が無いため、高い安定性が期待できる。
・無線モデルと比較して価格が安いため、予算が限られる際に有効な選択肢。
・充電の必要がないため、安心して長時間利用できる。

無線ヘッドセットの特徴
・ケーブルが無いため、自由に動き回ることができる。
・多くのモデルはスマホとの連携ができるため、通話や音楽再生にも利用できる。
・充電が必要なため、長時間の使用は注意が必要。

現代の無線ヘッドセットは遅延はほぼありませんが、モデルによるので注意して選択したいです。

ノイズキャンセリング

eスポーツにおいて、ノイズキャンセリング機能は重要と言えるでしょう。

ノイズキャンセリングは周囲の騒音を遮断するため、ゲームプレイや音声通信中に外部からの干渉を最小限に抑えることができます。
また他のプレイヤーとの音声通信をクリアにし、ノイズや背景の騒音を排除します。
これはチームコミュニケーションや競技中の指示の伝達に非常に重要です。

eスポーツは高い集中力が求められる競技です。
ノイズキャンセリングはプレイヤーが外部の騒音に気を取られず、ゲームに集中できるようにします。
これは、競技の結果に大きな影響を与えることがあります。

以上のことから、できるだけノイズキャンセリング機能を備えたヘッドセットを選びたいです。

イヤーパッドの素材

直接触れる場所なので、慎重に選びたいポイントです。
大きく分けますと、以下の2タイプがあります。

合成皮革(PUレザー)の特徴
・滑らかでしっとりとした質感があり、比較的低コストである。
・クッション性があり、耐久性も高く長時間の使用に向いている。
・発汗により蒸れる可能性がある。特に汗っかきの方は要注意。

布地(スポーツメッシュ含む)の特徴
・通気性に優れ、柔らかな肌触りが魅力的。吸湿性が高いのも特徴。
・耐久性にやや難がある。また汚れが付きやすいことがある。
・長時間利用すると、吸汗した部分が湿って不快感につながる可能性がある。

イヤーパッドの素材に関しては、個人の好みが大きく出るところだと思います。
使用環境や個人の体質(汗について)など、最適な素材を選びたいです。
また、モデルによってはイヤーパッドを交換して洗えるタイプのものもあります。

もしも交換できないモデルの場合は、イヤーパッドを後付けする方法もあります。
サイズに気をつけて選べば、メーカー純正でなくても利用は可能です。

Amazonで別売りのイヤーパッドをチェックする

重量(重さ)

ヘッドセットの重量は、長時間の使用において快適性に大きな影響を与えます。
軽量なヘッドセットは頭部への負担が少なく、長時間のゲームプレイに快適さを提供します。

重いヘッドセットは長時間の使用において首や肩への負担を増加させ、集中力の低下につながることがあります。
軽量なヘッドセットは、プレイヤーがゲームに集中し続けるのに役立ちます。

ただしヘッドセットの重量は、耐久性や材質によっても異なります。
軽量なデザインを選びつつも、十分な耐久性や音響性能を備えたヘッドセットを選ぶことが大切です。

メーカーやモデルによっては、ゲーミング用の軽量モデルも見受けられます。
気になる方は、重量に気をつけて選ぶのも良い選択肢です。

信頼できるヘッドセットのメーカーは?

Logicool(ロジクール)


※Logicool公式HPより引用

Logicoolでは、キーボードやマウスはもちろんですが、ヘッドセットにも力を入れています。
ゲーミングに特化した「Gシリーズ」のヘッドセットは、ベストのゲームプレイができるよう様々な工夫がなされています。

また、多くのユーザーが無理なく利用できるよう、リーズナブルなエントリー向けからハイスペックなプロモデルまで多くのラインナップを取り揃えています。

AmazonでLogicoolのヘッドセットをチェックする

Razer(レイザー)


※Razer公式HPより引用

ゲーミングに特化したデバイスを取り扱っているRazerでは、ヘッドセットのラインナップも豊富です。
常に最新技術を取り入れた開発に力を入れており、進化を続けています。

近年では、eスポーツ向けモデルを多く見かけるようになりました。
その中でも超軽量のeスポーツ向けモデルは、ゲーマーならチェックしておきたいところです。

AmazonでRazerのヘッドセットをチェックする

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はe-スポーツを楽しむ上で、重要なギア(周辺機器)についてお届けしました。

キーボード、マウス、ヘッドセットでは、それぞれの選ぶポイントがありました。
目標とするゲームタイトルやプレイスタイルによって、最適な製品は異なるでしょう。

これらのギアは直接体に触れるものなので、感触や相性は特に重要です。
ある程度の経験があれば、ネットのカタログを見れば何となく想像できるでしょう。

しかし、選ぶのが初めてであれば、できるだけ実機をチェックして納得できる一品を選びたいものです。
この記事が、最適なギア選びのキッカケになれば嬉しく思います。
それでは、良いeスポーツライフを!

eスポーツ・ゲーミングPC関連まとめに戻る

AmazonでゲーミングPCをチェックする