eスポーツの競技力を高めるゲーミングPCの選び方

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快適にeスポーツを楽しむには、ゲーミングPCが必要不可欠です。
この記事では、eスポーツの競技力を高めるためのゲーミングPCの選び方について、詳しくご紹介します。
最適なゲーミングPCを見つけ、eスポーツの成功への一歩を踏み出しましょう。

eスポーツの競技力を高めるゲーミングPCの選び方

なぜeスポーツにはゲーミングPCが必要なのか?

eスポーツはリアルタイムでの競技であり、高いフレームレート(FPS)が重要です。
フレームレートが高いほど、ゲーム内のアクションが滑らかに表示され、プレイヤーの反応時間が短縮されます。
その高いフレームレートは、高性能なゲーミングPCを利用することで実現可能となります。

ゲーミングPCの役割と重要性

eスポーツでは、高度なグラフィックスと処理能力を必要とするゲームが多いため、高性能なハードウェアが必要です。
競技中は、ゲーム内でのミリ秒単位の反応差が勝敗を分けることがあるため、性能の低いPCでは競技に勝ち抜けないことがあります。

そのため、環境に合わせて最適なゲーミングPCを選ぶことが重要となってきます。

ゲーミングPCで特に重要なパーツとは?

ゲーミングPCは、とても高価な買い物となります。
そのため、何に気を付けて選ぶべきかを知っておくことは重要です。

ここからはゲーミングPCのパーツの中でも、特に重要なモノの役割と重要性を確認しておきましょう。
基本的な内容ですが、とても重要なところなので、ぜひとも押さえておきたいです。

CPUの役割と重要性

CPU(Central Processing Unit、中央演算処理装置)は、ゲーミングPCの「頭脳」のようなものです。
これは、コンピュータがゲームをプレイする際に大切な部分で、何かを考えたり計算したりするときに使われます。
例えば、ゲームの中でキャラクターを動かすと、CPUはどの方向に行くかを考えたり、キャラクターが何をするかを計算したりします。

CPUはゲーム内で何が起こるかをコントロールし、プレイヤーがキーボードやマウスで指示することを実現します。
それだけでなく、CPUはゲームの世界を作り上げ、キャラクターがどこに行くか、何を見るか、何を言うかを決めるのにも役立ちます。

ゲームに置き換えると、CPUはゲーム内の「頭脳」として、すべての操作を調整しています。
だから、CPUが速かったりパワフルだったりすると、ゲームは滑らかに動いて、すばやく反応することができます。
でも、CPUが遅かったり弱かったりすると、ゲームがカクカクして、思った通りにキャラクターを操作することが難しくなります。

だから、ゲームを楽しむためには、CPUが速くて強力なものを選ぶことが大切です。
CPUはゲームを快適に楽しむために欠かせない部分で、ゲームが楽しい体験になるのは、CPUの貢献度が高いと言えます。

グラフィックボード(グラボ)の役割と重要性

グラフィックボードは、ゲームの世界を美しく、楽しいものに変える大切なパーツです。
これは、ゲームで見るすべての絵や動画を作り出す仕事をしています。
だから、ゲーム内でキャラクターや風景がどれほど美しく表示されるか、どれほど滑らかに動くかは、グラフィックボードに依存しているんです。

グラフィックボードは、たくさんの小さなピクセル(画像を構成する点々)を色と形に変えて、画面に表示します。
それによって、ゲームのキャラクターがリアルに見えたり、美しい背景が広がったりします。

ゲーム内で何かが動くとき、グラフィックボードはその動きを滑らかに表示するお手伝いもしています。
たとえば、キャラクターが走るとき、グラフィックボードはそれをスムーズに見せてくれます。
逆に、グラフィックボードが弱かったり古かったりすると、ゲームは紙芝居のようになり、キャラクターの動きがぎこちなくなります。

だから、ゲームを楽しむためには、良いグラフィックボードが大切です。
グラフィックボードが強力で、キレイな絵やスムーズな動きを作り出すと、ゲームはより楽しく、リアルに感じることができるんです。
それが、グラフィックボードの役割と重要性となります。

メモリの役割と重要性

メモリは、ゲームをスムーズに動かすためにとても大切な部分です。
メモリは、ゲーム内で起きていることを覚えておくための特別な場所のようなものです。

イメージしてみてください。
ゲームはたくさんの絵や音、情報で構成されています。
メモリは、そのすべての情報を一時的に保存するところです。
ゲーム内で何かが起こると、メモリはその情報を速く読んで画面に表示したり、音を出します。

たとえば、ゲーム内でキャラクターが動いたり敵が出てきたりすると、メモリはそれらの情報をすぐに取り出して表示します。
もしメモリが足りなかったり遅かったりすると、ゲームはカクカクしてしまい、思った通りにキャラクターを動かすことが難しくなります。

メモリがたくさんあると、ゲームはスムーズに動き、ゲーム内の出来事がリアルに感じられます。
だから、ゲームを楽しむためには、十分なメモリが必要です。

ゲーミングPCは、多くのメモリを搭載していることが多いため、ゲームをより楽しめます。
メモリが速かったり大きかったりすると、ゲームをより快適にプレイできるのです。
それが、メモリの役割と重要性となります。

ストレージ(SSD)の役割と重要性

ストレージの役割

ストレージは、ゲームやコンピュータで大切な情報やデータを保存する場所です。
これは、ゲームを含むすべてのものが必要とする「記憶の箱」のようなものです。
ゲームのデータ、音楽、写真、動画など、すべてがここに保存されます。

ストレージの種類

ストレージには、いくつかの種類があります。
昔はHDD(ハードディスク)が使われていましたが、今はSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)が主流となっています。
SSDはその中でも、速く安定的に利用できるストレージです。

HDDでは金属の円盤に書き込まれたデータを、レコードの針のように物理的にガリガリと読み取っていました。
しかしSSDでは物理的な接触が無く、光信号を通じてデータのやり取りをするため、高速且つ安定的で耐久性にも優れているのです。

また、SSDには大きく分けて2つのタイプがあります。
SATA接続タイプと、M.2タイプです。

SATA接続タイプは、SSDが生まれた当初から利用されており、多くのユーザーに親しまれています。
大きさはクレジットカードほどの面積で、少々厚みがあるぐらいです。
安価で扱いやすいですが、ケーブルを接続するため煩雑になりやすいです。

M.2タイプは、SATA接続タイプを進化させたSSDとなります。
大きさは、ちょうどチューインガム1枚ぐらいなので、かなりコンパクトな印象です。
価格と性能のバランスが良いため、ゲーミングPCでも採用率は高いです。
SATA接続タイプと比較すると、データの通信速度は3~5倍以上高速です。(※機種によって異なります。)

SSDの重要性

SSDはゲーミングPCの中でも、とても大切です。
なぜなら、ゲームはデータを読み込むことが多いからです。
例えば新しいゲームを始めたとき、そのゲームのデータをストレージから読み込みます。
SSDはこれを速く行うので、プレイヤーは待たずにすぐにゲームを楽しむことができます。

またゲーム内で何かを保存すると、進行状況や成果がストレージに書き込まれます。
SSDはこれを速く行うので、プレイヤーはゲームの進行状況をすぐに保存できます。

そしてSSDは静かで、発熱が少なめです。(※超高性能なM.2タイプは結構発熱します。)
そのため、ゲーミングPCが快適に動作するのに役立ちます。
ゲームが快適に動くためには、SSDが大いに貢献しています。

つまりSSDは、ゲームを速く読み込みプレイヤーがゲームを楽しむために必要なのです。
快適なゲーム体験を得るためには、SSDを持つゲーミングPCが大変役立ちます。

さらにSSDについて知りたい方は、別記事にて詳しく解説しています。
SSDにDRAMやHMBは必要なのか?
必要に応じてご覧ください。

予算に合わせて最適なゲーミングPCを選ぶ

ここまでは、重要な各パーツについて確認してきました。
そして、それらの知識を生かして「ゲーミングPC」を選んでいきます。

具体的に、何を基準に選ぶべきかも解説しますので、安心してご覧ください。

フルHDについて

いきなりフルHDと言われても、何のことだかサッパリという方もいらっしゃると思います。
まずはフルHDについて、ざっくりと確認しておきましょう。

フルHD(Full High Definition、フルハイビジョン)は、主に映像の解像度を指します。
解像度は、画面や映像の画素(ピクセル)の数で表されます。
フルHDの解像度は通常1920×1080ピクセルです。
これは、横に1920ピクセル、縦に1080ピクセルの画素が配置されていることを示します。

ちなみにeスポーツやゲーミングPCでは、フルHDが「標準」とされています。
初めてゲーミングPCを選ぶ方は、フルHD環境がおすすめです。

フルHD環境に最適なゲーミングPC

数あるショップの中から、最適なゲーミングPCを選ぶのは結構骨が折れます。
そのため、以下の基準を参考に選んでいただくのがおすすめです。
※以下は、あくまで目安となります。

CPUCore i5 13400 以上 又は
Ryzen 5 7600 以上
グラボGeForce RTX 4060 以上 又は
Radeon RX 7600 以上
メモリ16GB 以上
SSDM.2タイプ 1TB 以上

上記スペックですと、15~17万円前後が相場と言えるでしょう。
※その他のパーツなどにより、価格はある程度の差があります。

フルHD環境でも、ゲームタイトルによって必要スペックは異なります。
既にプレイ予定のタイトルが決まっている場合は、事前にチェックしておきましょう。

各パーツの数字の意味が分からない方は、以下の別記事が参考になります。
初心者でも失敗しない自作PCのパーツ選びや構成まとめ

WQHDについて

WQHD(Wide Quad High Definition)は、高解像度のディスプレイ規格で、2560×1440ピクセルの解像度を持つことが特徴です。
WQHDは、非常に高品質な画質を提供します。高解像度により、画像やテキストが非常に鮮明で滑らかに表示され、色鮮やかさが向上します。

WQHDディスプレイは、ゲームにも非常に適しています。
高解像度により、ゲームのグラフィックスやキャラクターの詳細が際立ち、ゲームプレイが一層楽しくなります。
多くのゲーマーがWQHDディスプレイを好んで使用しています。

WQHD環境に最適なゲーミングPC

WQHD環境では、以下の基準を参考に選んでいただくのがおすすめです。
※以下は、あくまで目安となります。

CPUCore i5 13600 以上 又は
Ryzen 7 7700 以上
グラボGeForce RTX 4070 以上 又は
Radeon RX 7700XT 以上
メモリ16GB~32GB 以上
SSDM.2タイプ 1TB 以上

上記スペックですと、20~23万円前後が相場と言えるでしょう。
※その他のパーツなどにより、価格はある程度の差があります。

4Kについて

4K(Ultra High Definition、UHD)は、非常に高解像度のディスプレイ規格で、3840×2160ピクセルの解像度を持つことが特徴です。
4KはフルHD(1920×1080ピクセル)の解像度の4倍あるため、非常に高い詳細度を提供します。

4Kディスプレイは、大型のテレビ、モニター、プロジェクターで使用されています。
大画面で4Kを活用すると、映画鑑賞やゲームプレイが非常に没入感のあるものとなります。

4K環境に最適なゲーミングPC

4K環境では、以下の基準を参考に選んでいただくのがおすすめです。
※以下は、あくまで目安となります。

CPUCore i7 13700 以上 又は
Ryzen 7 7800X3D 以上
グラボGeForce RTX 4080 以上 又は
Radeon RX 7900XT 以上
メモリ32GB 以上
SSDM.2タイプ 1TB 以上

上記スペックですと、30~35万円前後が相場と言えるでしょう。
※その他のパーツなどにより、価格はある程度の差があります。

自分好みにカスタマイズするには?

ゲーミングPCを選ぶ際に、目的通りのスペックであれば問題ありません。
しかし「もっとメモリやSSDの容量が欲しい」ということは起こりやすいです。

そこで活用したいのがBTOショップのカスタム注文です。
BTOとは(Build To Order)の略で、「注文に応じて組み立てる」といった意味です。

一般オフィス向けではメーカー製のPCで十分でしょう。
しかしゲーミング用途をはじめ、デザイン、ビデオ編集、AI画像生成などのプロフェッショナルレベルの要求に合わせるには、メーカーの既製品PCでは対応できません。

そのためBTOショップのPCを選び、必要に応じてパーツを変更・追加して、目的に合ったPCを手に入れるのが有効です。
ただ、BTOショップによってもカスタマイズできる内容や幅は結構違います。
特に、こだわりの1台を手に入れたい方におすすめなのは、サイコム (Sycom)です。

サイコム の主な特徴は、以下の通りです。
・カスタマイズできる範囲が広い(BTO業界トップクラス)
・使用しているパーツのメーカーや型番を、すべて公開している(信頼性が高い)
・価格は少々お高め

もっと安くゲーミングPCを手に入れる方法

こだわりの1台を手に入れるのは、すべてのゲーマーにとって憧れです。
しかし、予算が限られていることが多いのも事実と思います。

特に、初めてのゲーミングPCは無難でお得なモノにしたい。
と、お考えの方も多くいらっしゃると思います。

そこでおすすめなBTOショップをもう1つご紹介します。
それは、フロンティア (FRONTIER)です。

フロンティア の主な特徴は以下の通りです。
・価格と性能のバランスが良い(コスパが良好)
・ゲーミングPCのラインナップが豊富(ビギナーからプロクラスまで)
・ヤマダ電機グループの基盤を生かして、安定的な経営をしている

フロンティア は他のBTOショップと比べると、明らかにラインナップが豊富に見えます。
しかも、よく確認すると「掘り出し物」が見つかる可能性があります。

最新型にこだわりがなければ、型落ち品が安く提供されていることもあります。
例えばGeForce RTX 4060ではなく、GeForce RTX 3060など、1世代前のパーツを搭載しているケースです。

もちろん最新型に比べると性能は若干劣りますが、実際のゲームプレイで体感できるほどの差はほとんど感じることはないと思います。
試しにフロンティア のオンラインショップを確認して、掘り出し物を見つけたら、それはチャンスかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はeスポーツを快適に楽しむために必要な、ゲーミングPCの選び方についてお届けしました。

多くのBTOショップを確認すると分かることですが、似たようなスペックでも価格に差が発生することは珍しくありません。
その理由は様々ですが、今回ご紹介していない「PCケース」や「電源」などに力を入れている可能性が考えられます。

また、色々確認したけど理想とするスペックのゲーミングPCが見当たらない。という方もいらっしゃるかもしれません。
その時は「ゲーミングPCを自作」するのが良いかもしれません。

最初は覚えることがたくさんあるので大変です。
しかし、実際にやってみると楽しいので選択肢の1つとするのはアリと思います。
もし自作PCに興味があれば、以下の別記事にて筆者が自作した記録が確認できます。
コスパ重視のゲーミングPCを組む:組み立て・セットアップ編
必要に応じてご覧ください。

いずれにしても、ご自身の納得度が1番です。
繰り返しになりますが、ゲーミングPCは高価な買い物となります。
1度買ったら数年間は相棒として活躍してもらう訳ですから、ご自身に合った最適のPCをゲットしていただければ幸いです。

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