【83点】ドラゴンボールZ ドッカンバトルのレビュー・評価(ゲームアプリ・ソシャゲ)

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今回は、一切の忖度なしでゲームアプリ「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」をレビューさせていただいた。

ドラゴンボールZ ドッカンバトルのレビュー・評価

ドラゴンボールZ ドッカンバトルってどんなゲーム?
・短時間で迫力のバトルが楽しめる「ソシャゲらしさ」が魅力。
・しかし、育成ではマゾい部分もあるため注意が必要。

ゲーム概要

ゲームタイトル:ドラゴンボールZ ドッカンバトル
開発/運営:バンダイナムコエンターテインメント
ジャンル:ぶっこわしバトル
対応OS:iOS / Android
配信開始:2015年1月30日
画面:タテ型
プレイ時間:約10時間
プレイ時期:2023年2~3月


幅広い世代から人気が高い、強力IPのバトルゲーム。
カンタン操作で、迫力のバトルが楽しめるのが特徴。

コンテンツ

メインコンテンツ


ドラゴンボールZやGT、劇場版などのストーリーを追体験できるコンテンツ。

ゲームの進め方をざっくり確認。
まずはホーム画面。
すぐに出発したいところだが、下部のチームより編成を開く。

出撃前に編成を済ませておこう。
5種類ある属性のバランスも重要になってくる。

編成が終わったら、ホーム画面より出発をタップする。
複数の選択肢が出てくるので、ドラゴンボールストーリーで進める。
さらにドラゴンボールZに入ると、昔なつかしいサイヤ人襲来のストーリーが楽しめる。

ステージを開始すると、マンガ形式でストーリーが確認できる。
タップするたびにマンガが縦にスクロールしていくイメージ。

ストーリーマンガを見終わると、ステージが開始される。
すごろくのようなマップを進んで、ボスを目指すことになる。
進むマスの数は、サイコロは振らずに下部の3択から選択する。
途中のマスでは、バフがかかったり、アイテムを入手したり、ダメージを食らうなど様々だ。

最後までたどり着くと、ボスバトルとなる。
「ドッカンバトル」の見せ場だ。

バトルは、キャラの強さだけでなくパズル的な要素が絡む。
5種類の属性は色分けされており、自キャラと同じ色の玉を選ぶとバトルを有利に進められる。
自キャラの3人は、左右にスライドすると入れ替えが可能。
できるだけ自キャラと同じ色の玉を利用して、大ダメージを与えたい。

条件が整うと、必殺技などを放つこともできる。
敵に有利な属性キャラを編成しているかも、戦局に影響する。
無事に敵を倒すと、KOとなる。

ボスを倒して最後のマスに進むとステージクリアとなる。
経験値や各種アイテムをゲットできる。
ステージによっては、特定のキャラやレアリティアップに必要な特殊アイテムがゲットできることもある。

サブコンテンツ


ストーリーをある程度進めると、途中で敵が強くなってくる。
そこで、サブコンテンツの出番となる。

サブコンテンツでは、様々なステージが用意されている。
キャラの育成に欠かせない素材や、お金(ゼニー)などが獲得できるコンテンツ。

その他、中上級者用にも力試しができる高難易度コンテンツも用意されている。
十分にキャラを育成したら是非挑戦してみたいところ。

システム

課金要素


ガチャ10連:3,250円※石60個を3,900円で購入したと想定。(石はボリュームディスカウント方式)
※ガチャ10連で石を50個消費。
石は、ゲーム内コンテンツを消化することでも獲得が可能だ。

ガチャから排出されるのは「R」「SR」「SSR」で最高はSSRとなる。
最高レアリティSSRの排出確率は10%と、かなりの高確率だ。

その他、キャラ枠の拡張やACT(スタミナ)回復や、石のお得なパッケージも用意されている。

育成要素


育成要素は独特な仕組みが採用されている。
それは、キャラによってレアリティアップできる限界が異なる点だ。

・基本的にはガチャで当たる最高ランクのSSRを出す。
・出たSSRの中で、最高レアリティLRまで育成可能なキャラを確認。
・LRまで育成可能なキャラが複数いれば、どのキャラを育成するか決める。
・決めたキャラを育成する素材が、ドロップするステージを周回する。

レアリティはN、R、SR、SSR、UR、LRの6種類。
レベルアップ:修行かステージ攻略で上げる。(※最高レベルで覚醒が可能となる)
レアリティアップ(覚醒):覚醒をするためのアイテムをゲットする。
という流れになる。

修行は、修行する場所と修行相手を選んで実施する。
修行相手に選んだキャラは消費されて消える。
※N、R、SRはいわゆる「エサ」のような位置付けとなる。
また、イベント等で獲得したブーストアイテムを選ぶと修行効率がアップする。

覚醒は、覚醒メダルやお金(ゼニー)を消費して行う。

※覚醒メダルは、各種イベント等のコンテンツ消化で獲得できる。

ガチャでゲットできる最高レアリティはSSRだ。
しかし、Z覚醒をするとURにできる。

さらにドッカン覚醒で、より強化できる。

※一部のキャラは「極限Z覚醒」をして、最高レアのLRに強化が可能。

前述の通り、すべてのキャラがLRまで上がるわけではない。
あらかじめ、強化可能なキャラは決まっているので注意が必要だ。
どのキャラがドッカン覚醒できるのかは、ゲーム内でチェックできる。

基本は、強化したいキャラの素材がドロップするステージを、コツコツ周回することになる。

評価できる点

バトルのテンポが良い

とにかくバトルの展開が早い。

次から次へと場面が切り替わり、激しいバトルが繰り広げられる。
それこそコンマ何秒単位でめまぐるしく展開するため、ストレスは少なめ。

少しよそ見をしている間に、バトルが終了していることも珍しくない。
これだけサクサク動いてくれるのは、ユーザービリティが高いと言えるだろう。

フレンドのサポートが強い


どんなゲームでも、序盤の攻略は苦戦しやすいもの。
しかし、ドッカンバトルはとても快適だ。
理由は、ゲーム開始直後から強力なフレンドが、助っ人としてバトルに参加してくれるからだ。

コンテンツのボリュームも多いため、序盤をサクサクと進められるのはうれしい配慮だ。
最初はフレンドの力を借りつつ、キャラの強化方法を覚えていければ問題ない。
フレンドシステムのおかげで、スムーズに馴染んでいけるだろう。

オート機能が助かる


ありがちなのは、アイテム回収のためのステージ周回だ。
毎回同じステージを手動で操作すると、正直メンドウなのは間違いない。
しかし、ドッカンバトルではオート機能がいい仕事をしてくれる。

すごろく(マップ)と、バトルを両方ともオートで進めてくれるのだ。
1度クリアしたステージで、タップするだけで切り替えできるようになっている。
オート機能を使えば、片手間でもアイテム掘りが楽に進められるだろう。

イマイチな点

セリフが少ない

ゲームプレイして1番驚いたのは「キャラがしゃべらない」ことだ。
一切しゃべらないわけではない。
しかし、あまりにもセリフが少なすぎるのだ。

一部の名場面では、アニメーションと共にセリフも再現されている。
しかし、バトルシーンでは効果音のみで、セリフらしいものは全くと言っていいほどないのだ。
バトルをスピーディに進めるための代償かもしれないが、作品のファンは寂しく感じるのではないか。

アイテムの種類が多すぎる


長寿ゲームの「あるある」なのかもしれない。
アップデートするたびに強化・育成用のアイテムが追加されていく・・・
悪いことではないが、新規プレイヤーにとっては混乱の元になりかねない。

キャラ育成などに使用するアイテムは多種多様で、パっと見たところ分かりづらく感じた。
コンテンツやアイテムの種類は、可能な限りシンプルにまとめていただきたい。

凸できないと育成が行き詰まる

ソシャゲなので、避けて通るのが難しい問題だ・・・
しかし、明らかに「課金圧」を感じる箇所なので触れておきたい。
キャラ育成に「潜在能力解放」というものがある。

マップのような画面で、各マスを埋めるとキャラが強くなるというものだ。
ここで問題なのは、途中で対象と同じキャラで凸しないと、育成が止まってしまう点だ。
これは、なかなかに厳しく、モヤモヤする!

一言いいたい!

「イマイチな点」の中から、特に筆者が気になった点について一言いっておきたいコーナー。
今回は、「凸が必須の育成システムが、やる気を萎えさせる」だ。

誰しも、ガチャで当てたお気に入りのキャラを強くしたいのは当然だろう。
しかし、同じキャラを何度も当てるのはそうカンタンではない。
それが最高レアリティであれば尚更だ。

ドッカンバトルのシステムでは、最高の状態まで強化するには「4凸」が必要になる。
これは、なかなかにヘビーだ。

序盤のチュートリアルにて、お試しキャラで4凸できるのだが、人気キャラで同じように凸をすると考えると気が遠くなる。
運営としては稼ぎどころなのかもしれないが、ガチャをたくさん回せる人と、そうでない人の「線引き」をされてしまっているようだ。

ただ、各種イベントをこなせば潜在能力解放以外は、最低限育成できる設計になっているところは救いだろう。
ここは、運営の素敵な配慮だと言える。

まとめ

総合評価 83点(100点満点)

1年以内にサービス終了する可能性 10%

ドラゴンボールは間違いなく強力なIPだ。
しかし昨今のソシャゲでは、強力なIPでも「大コケ」して速攻でサ終するゲームも珍しくない。

その中で、ドッカンバトルは長寿ゲームとして成功しているのは素直に凄い。
IPの人気にもたれかかるだけでなく、「ソシャゲに必要とされていること」と真摯に向き合った結果なのだろうと思う。

最も重要なバトルシーンで、セリフがないのは寂しい。
しかし、スピーディーに展開するバトルは、間違いなく「爽快」だ。
この速く展開するバトルが、ドッカンバトルの最大の魅力なのだろう。

短時間でもサクサク遊べるドッカンバトルは、「ソシャゲらしさ」を体現してると言えるだろう。
この勢いがどこまで続くのかを考えると、とても興味深い。

今回のレビューは以上である。
良質なゲームアプリとの出会いの参考になれば幸いだ。

この記事で使用している画像は、株式会社バンダイナムコエンターテインメントに帰属しています。

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