今回は、BLUE PROTOCOL(ブルプロ)の改善案として、『チームミッション(仮)』の実装を提案したいと思います。
【ブルプロ改善案】『チームミッション(仮)』の実装について
最初に、この記事の目的をお伝えします。
・実装するための開発リソースは、少なめで済むよう意識する。
この記事を書いている時点では、ブルプロはサービス開始してから間もなく、決してコンテンツが豊富とは言えません。
コンテンツを増やしたくても、バグや不具合の修正・チート対策・毎月のアップデート・PS5やXBOXでのリリース準備など、やることが山積みです。
そのため、できるだけ手間のかからない新規コンテンツの提案をさせていただきます。
その名も・・・『チームミッション(仮)』です。
ネーミングから、内容は予想しやすいかもしれませんね!
実際どんなコンテンツなのか、詳しく説明させていただきます。
『チームミッション(仮)』の概要
まずはチームミッション(仮)の概要といいますか、基本ルールを確認していきます。
・定期的に変更されるステージに、チームメンバーのPTで挑みます。
イメージ的には、「TA・SAのチーム版」のような位置付けとなります。
対象のステージは、個人のTA・SAと同様に「タイムアタック形式とスコアアタック形式」が交互に選定されます。
仮に、初回のステージが「激闘!巨竜の爪痕」だったとします。
※TA形式は、既存の上級調査をそのまま流用します。
攻略に慣れたミッションですし、チームPTであれば、クリア自体は余裕があると思います。
ただ、クリアしたタイムが記録され、ランキングになるためチームの底力が試されます。
ランキング上位に入るには、個々の力はもちろんチームの連携も重要です。
SA形式は、ラッシュバトルで使用される闘技場が舞台となります。
内容はEXラッシュバトルのように、エネミーの討伐順序によって難易度が変わるのはNGです。
テーマは「ハイスコアを叩き出して、気持ち良くなれる瞬間を作る!」です。
チームミッションのスコアアタックは、いわゆるボスラッシュです。
雑魚エネミーは一切出てきません。
そのため、火力を出すことに専念しやすいです。
イメージ的には、リアルゲームセンターにある「パンチングマシーン」です。
ブルプロには、育成したキャラや装備を思う存分発揮させるコンテンツが不足気味です。
そこで、このミッションで思う存分発散し、気持ちイイ!!瞬間を演出します。
具体的には、制限時間3分以内に最大10体のボスの何体目まで倒せるか?とします。
1体目のボスを倒すと、間髪入れず2体目が出現します。
そして、制限時間まで10体目を目指して火力を出し続ける。という内容です。
その他は、以下のような仕様となっています。
・報酬プラスチケットは使えない。
・ミッション報酬は、原則上級調査やEXラッシュバトルに準ずる。
しかし、βスキルや戦乙女コインは対象外とする。
※通常ミッションのマッチングに影響するため。
・ランキングに表示されるのは、チーム名・各メンバーの名前/クラス・タイムorスコアとする。
・ランキングに有効な記録は、各チーム内で上位3つが対象となる。
※無制限にすると、最強チームの記録でランキングが埋まってしまう恐れがある。
・期間が終了すると、TA/SAと同様に、ランキングに応じた報酬を獲得できる。
・チームメンバーが4人以上いれば、他の2人はチーム外メンバーでのチャレンジ可能。
※チーム外メンバーは、チームメンバーの誰かとフレンドになっている必要あり。
※チーム外メンバーが含まれる場合は、ランキングの対象外となる。
・ウィークリーとマンスリーで、チームミッション消化のボーナスクエストを設ける。
・チームミッションのお題は「ボーナスクエスト限定」とする。
※通常のデイリーやウィークリーのお題にすると「強制」となり、圧迫感が生まれます。
・チームミッションの開放は、ランク7とする(慎重に要検討)。
一部、分かりにくい部分(チーム外メンバー等)があるかもしれませんが、後述させていただきます。
『チームミッション(仮)』を実装するべき理由とメリット
ここからは、何故チームミッション(仮)を実装すべきなのか?を掘り下げていきます。
少ない開発リソースで、最大限の結果を出す!!
ということをイメージしながら、ブルプロの魅力を引き上げていきましょう。
既存コンテンツの流用なので、リソース少なめで実装できる
前述した通り、今回のミッションでは新たなコンテンツは制作不要です。
上級調査と闘技場でのボスラッシュとなるので、既存コンテンツの流用でいけます。
やることは限られますので、実装のハードルは決して高くないと思います。
チームメンバーと盛り上がれる
チームメンバーとの会話で「あるあるなパターン」。
テーマ:メンバーがある程度集ったところで、何する?
その1:武器の素材集めやβ堀りで上級調査回るかー!
その2:武器の素材集めでゴブリンセージでもシバキに行くかー!
その3:衣装とかメイク変えてイメチェンしたよ!ちょっと集まって撮影してみる?
あとは、その時の気分でEXラッシュ行くか・・・ぐらいでしょうか。
つまり、やれることの選択肢が狭いのです。
チームメンバーと盛り上がれるコンテンツが足りないと、強く感じます。
ここでチームミッションがあれば・・・
「昨日よりタイム縮められるかな?」とか
「スキル回し調整したから、もっとハイスコア出せるハズ!」などチーム内での会話や行動に彩りを加えられると思います。
他チームとランキングで競える
個人戦のTA/SAは、1つのコンテンツとしてアリだと思います。
コツコツやり込んで結果が出たときには、やりがいや満足感につながることもあるでしょう。
しかし、ブルプロは「オンラインゲーム」です。
そのため、他プレイヤーとの共闘によって、面白さは何倍にもなる可能性を秘めています。
さらに、自動マッチングの野良PTより、チームPTでやる方が充実感を味わえると思います。
ランキングに表示されることは、チームメンバーにとって嬉しいことでしょう。
ただ、このランキングは別のメリットを持っている可能性があります。
例えば、「活発に活動しているチームに入りたい」と思っているプレイヤーがいたとします。
そのプレイヤーにとって、ランキング上位に入っているチームは魅力的に見えるハズです。
このように、チームメンバーの満足感や達成感はもちろん、チームを探すための参考にもなると思います。
チームメンバー募集の窓口として活用できる
前述しました「チーム外メンバー」は、このメリットのために設けたルールとなります。
本来の目的は、「チームメンバーで遊んで盛り上がる」ためのコンテンツです。
ただ、少しだけ工夫すると「チームメンバーの募集」にも力を発揮できそうです。
イメージとしましては・・・
チーム未加入でも「擬似的に体験入隊」できることにあります。
現在でも、PT募集板を通じて、メンバーを募集しているケースは少なくありません。
その点チームミッションは、その流れを後押しできる可能性があります。
仮にチーム4人でPTを組んで、チームミッションを目的に募集したとします。
そこへ、チーム外メンバーが2人来て、チームメンバーの誰かとフレンドになります。
すると、カンタンな自己紹介や、攻略方法などで会話が生まれやすくなるでしょう。
そうすれば、以下のように加入希望する側と受け入れる側の、双方にとってミスマッチを減らせるメリットがあります。
・何処かのチームに入りたいが、どんな雰囲気なのか不安なので二の足を踏んている。
・どんな人が来るのか不安なので、何かコミュニケーションを取ってから加入して欲しい。
仮に1回のミッションで加入にならなくても、フレンドになっているので次回の行動につながりやすくなるメリットがあります。
フレンドリストやPT募集板の活性化が期待できる
手当たり次第フレンドを増やし、友達100人にしてアチーブメントを取った!
そんなプレイヤーも少なくないと思います。
しかし、自動で配布されたカードからフレンドになったメンバーで埋まった一覧を見て、何か虚しさを感じるプレイヤーもいるでしょう。
その点、チームミッションをきっかけに「自動配布ではなく、実際のやり取り」でフレンドになれば、より密度の高いフレンドリストになると思います。
仮にチームに加入しなかったとしても、今後の流れで一緒に行動する機会が生まれる可能性があります。
ボーナスクエストの活用で、ユーザーにメリットを提供できる
前述しました「擬似的な体験入隊」を後押しするためには「動機」が必要です。
何もメリットが無ければ、目に見えた結果は出にくいかもしれません。
そこで活用したいのがボーナスクエストです。
※前回のランダムミッション(仮)と同様。
ウィークリーとマンスリーそれぞれで、「チームミッション(仮)」の消化に応じた「ごほうび」を設けます。
・ウィークリー:5回クリア:グローリーコイン×1,000。
・マンスリー:20回クリア:ガシャチケット×5枚。
「ごほうび」があれば、チーム未加入のプレイヤーでも「ちょっとやって見ようかな?」となりやすいでしょう。
そこで、PT募集板より行き先が「チームミッション」のPTを探して、ミッションにチャレンジという流れが生まれやすくなります。
すると、「チームは興味なかったけど、ミッションやってみたら良い人多いし、入隊してみようかな?」という結果が期待できます。
そうすれば、プレイヤーの定着に少なからず貢献できますし、コツコツ積み上げればアクティブユーザー数の安定につながるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は『チームミッション(仮)』についてお届けしました。
チームミッション(仮)は、以下のように大きく2つの目的があります。
・チームで盛り上がって「気持ち良くなれる瞬間」を演出する。
・チーム加入のきっかけとして機能し、コミュニケーションの輪を広げる。
特に2つ目のチーム加入については、ゲーム内だけでは気付きづらいかもしれません。
そこで、その流れを円滑にすべく、さいごに3つの提案をさせていただきます。
その1:ブルプロ公式ページにて「チームの見つけかた(仮)」というページを作る。
・チーム募集要項を確認する。(基本情報)
・チームミッションのランキングを確認する。(高いレベルを目指したい方向け)
・PT募集板よりチームミッションに参加する。(コミュニケーション重視の方向け+インの時間帯を合わせたい)
などなど・・・どうやって自分に合ったチームを探すかを丁寧に解説してあげます。
その2:ゲーム内にて「チームの見つけかた(仮)」というチュートリアルクエストを作る。
※以下、クエスト内の会話例。
「募集要項を見ただけじゃあ、どんなチームかは良く分からねぇ!」
「そこで、自分から動いてチームを見つける方法があるから、こっそり教えてやるわ。」
「ランキングを見れば、攻略に活発なチームを見つけられる。」
「PT募集板からチームミッションに参加すれば、実際にコミュニケーションができる。」
「言ってやれるのはここまでだ。あとは自分で確認してみてくれ!」
※あとは、ゲーム内で「ランキングの確認/PT募集板の確認」でクリア条件を満たせる仕様にすれば良いと思います。
その3:『チームミッション(仮)』のキャンペーンを実施する。
裏でアクティブユーザー数をチェックしながら、「テコ入れが必要だ!!」と感じたときがキャンペーンを実施するタイミングです。
内容は、通常のチームミッションの報酬よりも豪華なものを、追加でボーナスミッションに加えます。
告知には、チームミッションの参加方法(特にチーム未加入プレイヤー向けに詳しく)を丁寧に解説します。
このように、ユーザーが自然と定着し、楽しんでもらえる環境を整えてあげるのが「運営の役割」だと思います。
ガシャチケットの配布は否定はしません。
しかし、ガチャチケット配布は、言い換えると「打ち上げ花火」と同じです。
打ち上げ花火はとてもキレイですし、魅力があります。
そのため、多くの人々がキレイな花火を見るために大勢集まります。
しかし、花火(ガシャ)が終わるとどうでしょう?
人々は、「自宅(他ゲー)に帰っていきます。」
タイトルそのものに、人を惹きつける要素がなければ定着は望めません。
人を惹きつける以前に、苦痛となる要素として改善急務な「ADVボードのお題」については前回提案させていただきました。(※離脱者を産んでいる要素のNo1だと思います)
今回はその改修をした上で、さらにブルプロの魅力を高めるための施策としてご提案させていただきました。
※前回に続き、この記事の内容はブルプロ公式のお問い合せ窓口より提案しております。
今回はここまでとなります。
拙い文面を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
この記事が、ブルプロの未来に少しでも貢献できればうれしく思います。
この記事で使用している画像は「株式会社バンダイナムコオンライン」「株式会社バンダイナムコスタジオ」に帰属しております。
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