【2023年1月】コスパ重視のゲーミングPCを組む:パーツ選び編

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この記事では、筆者が実際にコスパ重視のゲーミングPCを組む様子を記録しています。
迷いやすいPCパーツ選びの参考になれば幸いです。
今回は自作PCの性能を決める「パーツ選び編」です。

【2023年1月】コスパ重視のゲーミングPCを組む:パーツ選び編

最初に結論をお伝えします。
すべてのパーツを揃えた結果、合計金額は・・・

142,996円でした! ※OS除く

パーツ選びのコンセプト

ズバリ、パーツ選びで重視したのは・・・

コスパ重視でPC用オンラインゲームを快適にプレイできることです。

具体的には「ミドルレンジ」「ミドルハイクラス」となります。
※ローエンドは安いですが、画質を最低などにしなければならず残念な感じ。
※ハイエンドは金額的に天井無し。激重ゲームの4Kプレイにこだわらなければ不要でしょう。

ざっくりとした「クラス」の見分け方(グラボの場合)
型番の末尾が「50」や「500」以下:ローエンド
型番の末尾が「60」や「600」:ミドルレンジ
型番の末尾が「70」や「700」:ミドルハイクラス
型番の末尾が「80」や「800」以上:ハイエンド
となります。例えば・・・
・GeForce RTX 2070 :末尾が70なので、「ミドルハイクラス」
・Radeon RX 6600 XT :末尾が600なので、「ミドルレンジ」
ということになります。

各パーツの相場をチェックしつつ、バランス良く選んでいきます。
※PCパーツは毎日のように価格が変動することがあります。
小まめにチェックすると、思わぬところで掘り出し物に出会えるかもしれません。

そう言えば、AMDはAM5ソケット用のパーツが手に入るよね?何で選ばなかったの?

確かに2022年秋頃から、AMDではAM5ソケット用の各パーツがリリースされました。
筆者も性能や価格などをチェックして検討しました・・・
しかし、2023年1月の時点では「コスパが悪い」です。

特にマザーボードが全般的に高く、AM4用と比べるとかなりの金額差となります。
※どうやらCPU周りの電圧関係での強化が必要らしく、重めの金額設定となっています。
そのため、2023年以降も十分すぎるほどのコスパを発揮してくれる、AM4ベースで選んでいます。

各パーツの選び方

ここからは、具体的に各パーツを確認していきます。
選んだ理由についても触れていますので、参考にしていただければ幸いです。
※各パーツの価格は、筆者が購入した2022年12月末頃のものです。

CPU

AMD Ryzen7 5700X 28,688円

https://amzn.to/3CBma4I
選んだ理由

AM4用ソケット末期にリリースされたCPUとなります。
定格65Wという低消費にも関わらず、ハイパフォーマンスな性能が魅力的。
まさに「コスパ最強」と言っても過言ではない、扱いやすいCPUです。

最終候補

AMD Ryzen5 5600X 25,450円

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5600Xがリリースされた頃は「ゲーミングPCの鉄板」と言われたCPUです。
どちらにしようか検討しましたが、性能面では明らかに5700Xが上。
そして、価格差も小さいことから5700Xに軍配が上がりました。

グラボ(グラフィックボード)

AMD Radeon RX 6700 XT
‎POWERCOLOR Hellhound ‎AXRX 6700XT 12GBD6-3DHL 49,800円

Amazon.co.jp
選んだ理由

奇跡的なタイミングで、相場より相当安かったのを見つけて、迷わずポチリしました。
当初はミドルレンジの6600XTか6650XTあたりで探していました。
しかし、少し視野を広げてチェックしたことで、運良く発見できたのです。
ミドルハイクラスの高性能グラボが、ミドルレンジ+αの価格で買えたことに感謝。

最終候補

ASRock 6600XT Challenger 43,800円

Amazon.co.jp

ASRock 6650XT Challenger 48,800円

Amazon.co.jp

ミドルレンジのグラボでも、十分にオンラインゲームを楽しめます。
当初はこれらの6600XTか6650XTの静音性に定評のあるモデルにしようと考えていました。
ただ、今回は世代交代のタイミングも関係したかもしれませんが、予想以上にお得な出会いがあったので6700XTに決定です。

メモリ

DDR4 SDRAM 3200MHz 16GB×2
Patriot Memory Viper Elite II PVE2416G320C8 16GB×2個(5,950円×2)

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選んだ理由

メモリは結構悩みました・・・
ポイントは、「ヒートシンクの有無」です。
価格コムで調べたところ、気に入るものが見当たりませんでした。
そこで、アマゾンでチェックすると「Viper」というブランドを発見しました。
これまで聞いたことがないブランドだったので調べてみると・・・
1980年代に創業した、アメリカの老舗ゲーミングデバイスメーカーでした。
アマゾンは本社がアメリカですし、取り扱いがあるのも納得。
価格もお手頃で、ヒートシンクが安定動作に寄与してくれることを期待して選びました。

最終候補

G.SKILL F4-3200C16D-32GIS [DDR4 PC4-25600 16GB 2枚組] 11,700円

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CFD W4U3200CS-16G [DDR4 PC4-25600 16GB 2枚組] 11,668円

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Corsair CMK32GX4M2E3200C16 [DDR4 PC4-25600 16GB 2枚組] 12,980円

https://amzn.to/3ZnqIWf

G.SKILLとCFDもコスパとしては非常に優秀です。
ただ、ヒートシンクはありません。(ヒートシンクにこだわりがなければ、おすすめです)
Corsairのはヒートシンク有りですが、今回はコスパに優れるViperに軍配が上がりました。

・メモリのクロックについて
今回のメモリクロックは、3200MHzをチョイスしました。
理由はグラボがRX6700XT(ミドルハイクラス)だからです。
メモリのクロックは高ければ良い訳ではなく、他のパーツとのバランスが大事です。
もしグラボがミドルレンジであれば、2666MHzでも十分性能を発揮できると思います。

マザーボード

ASRock B550M PG Riptide 15,975円

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選んだ理由

AM4ソケット末期の、2022年に入ってからリリースされた貴重なモデル。
期待通り、Ryzen7 5700Xもポン置きで認識してくれたのでいい感じ。
一番コスパの良いマイクロATXサイズをチョイスしています。
コスパ重視のモデルのため豪華さはありませんが、最低限必要な機能は備わっています。

最終候補

ASRock B550M Phantom Gaming 4 14,960円

https://amzn.to/3iy9vZv

ASRock B550M Steel Legend 17,780円

https://amzn.to/3GQuKiK

とにかくコスパ重視であれば、Phantom Gaming 4で問題ありません。
少しグレードが上のSteel Legendもデザインが好みで迷いました。
ただ今回は、2022年リリースを重視してRiptideにしています。
Riptideは人気モデルなのか、取り扱い店舗が少なかったです。
また、最初に注文した店舗は品切れのため、取り寄せに時間がかかるとの返答が!
どのぐらい待つのか、先が見えないのは厳しいので一旦キャンセル。
急いで別店舗(ソフマップ)で注文したら翌日届きました。(ホッと一安心。)

ストレージ

ストレージは「システム用」と「データ保存用」で2つ購入しました。

KIOXIA EXCERIA PLUS G2 SSD-CK1.0N3PG2/N 11,980円 ※2,000円クーポン使用
※クーポン使用(アマゾン)で実質9,980円でした。

https://amzn.to/3X11wmK

KIOXIA EXCERIA G2 SSD-CK1.0N3G2/N 9,980円 ※1,900円クーポン使用
※クーポン使用(アマゾン)で実質8,080円でした。

Amazon | キオクシア KIOXIA 内蔵 SSD 1TB NVMe M.2 Type 2280 PCIe Gen 3.0×4 国産BiCS FLASH TLC 搭載 国内正規代理店5年保証 EXCERIA G2 SSD-CK1.0N3G2/N 【国内正規代理店保証品】 | KIOXIA | 内蔵SSD 通販
キオクシア KIOXIA 内蔵 SSD 1TB NVMe M.2 Type 2280 PCIe Gen 3.0×4 国産BiCS FLASH TLC 搭載 国内正規代理店5年保証 EXCERIA G2 SSD-CK1.0N3G2/N 【国内...
選んだ理由

ズバリ「日本メーカー」「日本で製造」「DRAM有り」「クーポンがお得」です。
キオクシアは「東芝メモリ製造」「バッファロー販売」の強力タッグです。
よく調べると、キオクシアは「高性能なのにリーズナブル」を実現しているのがよく分かりました。
しかも日本メーカーなので応援したい。という気持ちもあります。
また、データのスムーズなやり取りに貢献する「DRAM」搭載も大きな要因です。
そしてアマゾンのクーポン適用で、かなりお得になったことが決め手となりました。

DRAMについては別記事にて詳しく解説しています。
SSDにDRAMやHMBは必要なのか?
最終候補

WESTERN DIGITAL WD Blue SN570 NVMe WDS100T3B0C 10,480円

https://amzn.to/3ipPww3

いわゆる「青いヤツ」です。
ここ最近、鉄板と言われるほどの人気を誇るSSDです。
当初はこれにしよう。と考えていました。
しかし調べてみると、WDのSN570は「DRAM非搭載」だったのです。
キオクシアの方はDRAM搭載で、その他の読み込み速度などはWD製より若干劣りますが、今後の期待を込めてキオクシアを選びました。

電源

玄人志向 KRPW-BK750W/85+ 8,945円

Amazon.co.jp
選んだ理由

コスパ重視で選んだ結果、消去法的に残った!ということになります。
今回は余裕をもって750Wモデルをチョイスしました。
が、グラボがミドルレンジであれば650Wでも十分です。

最終候補

玄人志向 KRPW-BK650W/85+ 7,181円

Amazon.co.jp

Antec CSK750H 10,760円

https://amzn.to/3vRQ80x

最終的にアンテックとの二択になりました。
性能的にはほぼ同じです。※両者ともコスパの高いセミモジュラー仕様。
アンテックは昔からPCケースや電源でお世話になっている好きなメーカーです。
しかし今回は、ほぼ同じ内容なのに金額がお得な玄人志向に軍配が上がりました。

CPUクーラー

noctua NH-L9a-AM4 5,258円

https://amzn.to/3IxuPZT
選んだ理由

Ryzen7 5700XにはCPUクーラーが付属していません。
そのため、何かしらCPUクーラーが必要です。
せっかくなので、1ヶ所ぐらいはこだわりポイントがあってもいいと考えまして、憧れのメーカーであるノクチュアをチョイスしました。

Ryzen7 5700XはTDP65Wなので空冷でも余裕です。
最近はサイドフロー型が多いですが、グラボの下に隠れたM.2SSDの熱が心配なので、あえてトップフロー型にしています。

結果としては、買って満足です。
とても高級感があるので、所有欲が満たせます(笑)
性能としても申し分なく、非常に静かです。

最終候補

サイズ 刀5 SCKTN-5000 2,880円

https://amzn.to/3itLyTg

COOLER MASTER Hyper H412R RR-H412-20PK-R2 2,736円

Amazon.co.jp: Cooler Master Hyper H412R サイドフロー型CPUファン [Intel/AMD両対応] FN1179 RR-H412-20PK-R2 : パソコン・周辺機器
Amazon.co.jp: Cooler Master Hyper H412R サイドフロー型CPUファン FN1179 RR-H412-20PK-R2 : パソコン・周辺機器

コスパ重視であれば、3,000円ぐらいで気に入ったものを選べばOKと思います。
ただ、選んだCPUのTDPを冷やせるスペックなのか、確認しておきましょう。

PCケース

Thermaltake Versa H18 CA-1J4-00S1WN-00 4,370円

https://amzn.to/3X6gKHq
選んだ理由

コスパ重視の代名詞と言われるほどの、ケースの中身が見えるバージョンです。
ほか製品と比べてもコスパの高さが際立っています。

サイズは、マイクロATXサイズがちょうど収まるミニタワータイプとなります。
電源は下部の独立部分に収納され、配線も取り回しがしやすくて組みやすいです。

最終候補

Thermaltake Versa H17 CA-1J1-00S1NN-00 3,900円

Amazon | Thermaltake アルミニウム ブラック Versa H17 ミニタワー型PCケース CS7096 CA-1J1-00S1NN-00 | Thermaltake | PCケース 通販
Thermaltake アルミニウム ブラック Versa H17 ミニタワー型PCケース CS7096 CA-1J1-00S1NN-00がPCケースストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、...

中身が見えない方は、前面パネルにメーカーのロゴマークが割りと目立っている印象でした。
ただアクリルパネルの方は、上部に控えめのプリントだけだったので好印象です。
その他、前面パネルはアクリルパネルの方は「ほぼ網戸」です。
そうです。スッカスカな感じなので、エアフローは最高です。
そのため、夏場でも安心してゲームに集中できそうです。
※スカスカなので、必要に応じて音漏れ対策として、静音ファンなどを検討しましょう。

OSについて

筆者は、以前購入した製品版のWindowsがあったため、流用しています。
ただ、初めて自作する場合はWindowsの「ライセンスを購入」する必要があります。
HOMEエディションで、概ね15,000円ぐらいが相場と思います。
「10」か「11」のチョイスはお好みでどうぞ!
※筆者はサポートライフサイクルが終了するまで「Windows10」を使用する予定です。

各パーツと金額まとめ

AMD Ryzen7 5700X 28,688円
AMD Radeon RX 6700 XT 49,800円
Patriot Memory Viper Elite II PVE2416G320C8 16GB×2(5,950円×2)
ASRock B550M PG Riptide 15,975円
KIOXIA EXCERIA PLUS G2 SSD-CK1.0N3PG2/N 9,980円
KIOXIA EXCERIA G2 SSD-CK1.0N3G2/N 8,080円
玄人志向 KRPW-BK750W/85+ 8,945円
noctua NH-L9a-AM4 5,258円
Thermaltake Versa H18 CA-1J4-00S1WN-00 4,370円
合計 142,996円

まとめ

いかがだったでしょうか。
PCのパーツ選びは難しそうに見えて、結構楽しいものだと思います。
また、前述した通り金額は毎日のように変動します。
そのため、これはお買い得だ!と感じたら迷わずポチリがおすすめです。

素敵なPCパーツとの出会いの参考になれば幸いです。
今回はここまでとなります。
それでは良いゲーミングPCライフを!

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