原神と崩壊スターレイル(崩スタ)は、どこが似ていて違うのか?
そんな疑問をお持ちの方も、いらっしゃるだろう。
そこで今回は、両者を比較して似ている点と異なる点を整理してみた。
ゲームプレイ前の参考情報としてご活用いただきたい。
原神と崩壊スターレイルを比較してみた
主な違いは以下の通り。
原神 | 崩壊スターレイル | |
1~4人 | プレイ人数 | 1人 |
アクションバトル | バトルシステム | ターン制コマンドバトル |
元素(属性)を駆使する | バトルの特徴 | 属性と運命を駆使する |
武器1ヶ所、防具5ヶ所 | 装備の種類 | 武器1ヶ所、防具4+2=6ヶ所 |
オープンワールド | フィールド | 複数のマップ制 |
※各タイトルの基本プレイは無料。
この記事では、以下の予定で両者の比較を進めていく予定だ。
・ゲーム基本情報
・ゲームコンテンツ全般
・課金要素
ゲーム基本情報を比較
原神 | 崩スタ | |
miHOYO | 開発 | miHOYO |
COGNOSPHERE | 運営 | COGNOSPHERE |
オープンワールドアクションRPG | ジャンル | スペースファンタジーRPG |
iOS、Android、PS4/5、PC | 対応機種 | iOS、Android、PS4/5、PC |
中国、米国、日本、EU圏など | 展開地域 | 中国、米国、日本、EU圏など |
2020年9月28日 | サービス開始 | 2023年4月26日 |
ソシャゲ仕様の3Dグラフィック | グラフィック | ソシャゲ仕様の3Dグラフィック |
不可(性別の選択のみ) | キャラクリ | 不可(性別の選択のみ) |
開発と運営に関しては、全く同じである。
また、対応機種も原神、崩スタとも同じになる予定。
※崩スタのPS4/5のサービスは準備中。
グラフィックも、それぞれ3Dグラフィックであり、ムービーシーンは似ていると言える。
しかし、崩スタの方がマイナーアップ程度だが、若干レベルアップしているように見えた。
このように一見すると、両者はかなり似ているように感じる。
実際にはどこに違いがあるのかをチェックしていきたいと思う。
ゲームコンテンツを比較
ここからは、いわゆる「ゲームの中身」を比較していこう。
原神 | 崩壊スターレイル | |
1~4人 | プレイ人数 | 1人 |
オープンワールド | フィールド | 複数のマップ制 |
○ | ワープポイント | ○ |
4人編成 | PT編成 | 4人編成 |
冒険ランク 世界ランク | レベルの概念 ※キャラ以外 | 開拓レベル 均衡レベル |
○ | 泳ぐ | ✕ |
○ | 崖を登る | ✕ |
○ | 空を滑空 | ✕ |
○ | フィールドに宝箱 | ○ |
○ | 謎解き要素 | △ |
○ | アチーブメント | ○ |
主に防具ドロップ目的 | ダンジョンの目的 | 主に防具ドロップ目的 |
ドロップ・クラフト・ガチャ | 武器の入手 | 原則ガチャ |
原則ドロップ | 防具の入手 | 原則ドロップ |
アクションバトル | バトルシステム | ターン制コマンドバトル |
元素(属性)を駆使する | バトルの特徴 | 属性と運命を駆使する |
60体以上のキャラ | キャラ・クラス | 20体以上のキャラ |
1種類 | 基本スキル | 1種類 |
1種類 | 必殺技 | 1種類 |
武器1、防具5 | 装備の種類 | 武器1、防具4+2=6 |
これら以外に、UI(ユーザーインターフェイス)周りは「原神のものを流用した」と思える内容だ。
例えばクエストメニューだと、パッと見ただけでは見分けが付かないぐらいそっくりだ。
ざっと一覧を確認すると、かなりの部分で似ている所が確認できた。
その中で、異なる点から気になった項目について、具体的に比較してみたい。
マルチプレイについて
まずは、マルチプレイ要素を含む、プレイ人数だ。
原神は、基本ソロゲー。
崩スタは、完全ソロゲー。
となり、両者の違いが確認できた。
原神は他プレイヤーと、最大4人までのPTを組んでダンジョンなどのコンテンツをプレイできる。
※PTの組みやすさなど、利便性については課題アリ。
一方の崩スタは、他プレイヤーとPTを組む機能は実装されていない。
そのため、マルチプレイ要素は「無い」ことになる。
しかし崩スタでは、フレンドのキャラをダンジョン周回で活用できる。
フレンドを登録しておけば、他プレイヤーが育てたキャラを「スタミナを消費するダンジョン」などで利用することができる。
そのため自キャラが育っていない場合は、フレンドから強力なキャラを借りれば素材集めで重宝する。
ちなみに他プレイヤーから、自分が登録したキャラを使ってもらうと、少しだけ報酬(お金)がもらえる仕組みになっている。
フィールドや移動システムについて
大きく異る点としては、フィールド(マップ)が挙げられるだろう。
原神は大きなフィールドを、自由に動き回れるのが特徴。
崩スタはダンジョンのような、限られた範囲のマップを行ったり来たりするのが特徴。
移動方法は両者とも、3Dグラフィックのマップを移動するので、概ね同じである。
しかし崩スタの移動システムは、原神に比べると機能が削られている。
崩スタではジャンプ、崖登り、空を滑空、泳ぐなどの機能がカットされており、ダッシュしかできないため、ちょっとした障害物も乗り越えられない仕様だ。
また、フィールドに宝箱がある仕様は同じだが、謎解き要素については異なる。
原神では推理した上で、ギミックなどを作動させて宝箱を獲得することが多い。
しかし崩スタでは、ほとんどが最初からフィールドに置かれている。
※一部、簡易的なギミックを消化すると箱が出現するものもある。
装備(武器・防具)について
装備は似ていると思ったが、異なる部分が確認できたので触れておきたい。
原神と崩スタの装備を整理すると、以下のようになる。
原神 | 崩スタ | |
1ヶ所 | 武器 | 1ヶ所 |
5ヶ所 | 防具 | 4ヶ所+2ヶ所 |
武器の装備ヶ所は、両者とも1つだけで、サブ武器システムはない。
武器の種類(タイプ)の仕様は、若干異なるが概ね似たような印象だ。
しかし防具に関しては、明らかな変更ヶ所が見られた。
原神の防具は、5ヶ所である。
モノによってセットボーナスがあるため、2個ボーナスと4個ボーナスの内容が重要となる。
ポイントは、同一グループの防具が5ヶ所だということ。
一方の崩スタでは、4ヶ所のグループと、2ヶ所のグループで別れている。
それぞれのグループごとに、セットボーナスが存在している。
※4ヶ所のグループは、原神と同様に2ヶ所と4ヶ所のボーナスがある。
さらに崩スタの防具は、グループごとに入手先(ダンジョンの種類)も異なる。
セットボーナスのバリエーションが広がったのは、メリットだろう。
しかし、素材掘りをする手間が増えてしまったとも言える。
バトル関係について
原神と崩スタで、明確に異なっているのはバトル関係だ。
両者の違いを整理しておこう。
PT編成では、各タイトルともに4人だ。
しかし、実際の戦い方は全く異なる。
原神の場合は、フィールド移動中で見かけたエネミーに直接攻撃ができる。
ダンジョン内でも基本的に同じ仕様だ。
いわゆるアクションで戦うことになる。
一方の崩スタでは、フィールドにエネミーが見えるところまでは同じである。
しかしエネミーと接触すると、画面が切り替わってターン制のコマンドバトルとなる。
リアルタイムで、リズム良くアクションを楽しみたいのであれば原神。
行動順の考慮を含めて、戦略性のあるバトルが好みであれば崩スタ。
という具合に、両者を区別できるだろう。
バトルでの違いは、属性などのシステムでも確認できた。
原神では「7種類の元素」を駆使して戦うのが醍醐味となる。
元素:炎・水・風・雷・草・氷・岩の7種類。
崩スタでは「7種類の属性」に加えて「7種類の運命(役割)」を考慮して戦うことになる。
属性:物理・氷・風・炎・雷・量子・虚数の7種類。
運命:存護・壊滅・巡狩・知恵・調和・虚無・豊穣の7種類。
元素と属性は、エネミーに大ダメージを与えるための要素としては同じだ。
崩スタではさらに、運命というキャラごとの役割が存在する。
参考に、崩スタでの「運命」の各役割を紹介しておこう。
・存護:高い保護能力を持ち、様々な方法で仲間を守る。
・壊滅:高い攻撃能力と生存能力を持ち、様々な戦闘環境に適応できる。
・巡狩:高い単体攻撃能力を持ち、敵の精鋭を倒す主力アタッカーとなる。
・知恵:高い全体攻撃能力を持ち、複数体の敵を一網打尽にできる。
・調和:味方にバフを付与して、パーティの戦闘力を高める。
・虚無:敵にデバフを付与して敵の戦闘力をダウンさせ、優位に立つことができる。
・豊穣:味方を治癒することができ、パーティに回復を提供できる。
課金システム(マネタイズ)を比較
さいごに課金要素をチェックしておきたい。
原神と崩スタは、どんな要素を課金対象にしているのだろうか。
細かいところは省略するが、ざっくりまとめると以下のようになる。
原神 | 崩壊スターレイル | |
○ | キャラガチャ | ○ |
○ | 武器ガチャ | ○ |
買い切り型 | 衣装 | 未実装 |
○ | 月パス | ○ |
一覧の通り、課金の方向性は「ほぼ同じ」となった。
※崩スタにて衣装が実装される可能性は、十分あると思われる。
両タイトルとも「キャラガチャ」と「武器ガチャ」のツートップが売上の主軸だ。
ユーザーは、魅力的なキャラが実装されればガチャを回す。
キャラがゲットできれば、専用で強力な武器も装備させたいので、武器ガチャを回す。
これが、原神と崩スタの「稼ぐ力の源」である。
キャラガチャでの最高レアリティ排出率は、0.6%で統一されており、かなり渋い設定だ。
天井まで回すとかなりの高額となるため、計画的に利用したい。
まとめ
いかがだっただろうか。
今回は原神と崩スタを簡易的に比較してみた。
両タイトルをプレイすると、似ていると思われる点が多く感じられた。
しかし記事の内容は、あくまで筆者個人の意見なので、参考レベルとして見ていただきたい。
確かに似ている点は多いが、各タイトルにはゲームコンセプトがある。
原神はオープンワールドを、自由に探索してアクションバトルを楽しむ。
崩スタはストーリーや世界観と、戦略性のあるターン制コマンドバトルを楽しむ。
このように、それぞれの狙いがあると感じた。
プレイヤーが「自分なりに楽しい」と、感じられるタイトルをプレイすれば良いと思う。
今回の比較レビューは以上である。
良質なゲームとの出会いの参考になれば幸いだ。
この記事で使用している原神と崩壊スターレイルの画像は、株式会社miHoYo / 株式会社COGNOSPHEREに帰属しています。
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