【80点】にゃんこ大戦争のレビュー・評価(ゲームアプリ・ソシャゲ)

ゲームアプリレビュー
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今回は、一切の忖度なしでゲームアプリ「にゃんこ大戦争」のレビューをさせていただいた。

にゃんこ大戦争のレビュー・評価

にゃんこ大戦争ってどんなゲーム?
・「ソシャゲらしい」シンプルさで、遊びやすいタワーディフェンス。
・短時間でサクっとプレイできるため「サブゲーム」として優秀。
・シンプルすぎるため、バトルに飽きないための工夫が求められる。

ゲーム概要

ゲームタイトル:にゃんこ大戦争
開発/運営:ポノス株式会社
ジャンル:ストラテジー(タワーディフェンス)
対応OS:iOS / Android
配信開始:2012年11月15日
画面:ヨコ型
プレイ時間:約10時間
プレイ時期:2023年2~3月

多種多様な「キモかわいい」にゃんこたちを駆使して、迫り来る謎の生命体を倒し、敵の本拠地を攻め落とすのが目的となる。
とにかく「分かりやすさ」を追求した「とっつきやすさ」が特徴のゲーム。

コンテンツ

メインコンテンツ

「日本編」「未来編」「宇宙編」などが存在。
日本編をクリアすると、未来編がプレイ可能となる。
また、日本編などは1章~3章まで存在し、1章をクリアすると2章にチャレンジできる仕様。

ゲームの流れは、まずタイトルでプレイエリアを選択(~編と~章)

攻略開始する前に、キャラクター編成を済ませておく。

準備ができたら、ホーム画面の「戦闘開始!!」をタップ。
全体マップが表示されたら、攻略するステージにて「いざ出陣!!」でバトルが開始される。

バトルでは、貯まった「お金」でユニットを生産し、敵と戦うことになる。
まずは、自陣の拠点が落とされないよう防衛する。

やがてお金が貯まったら、強力なユニットを出撃させて敵の拠点を落としに向かう。

そして、敵の拠点を落とせばステージクリアとなる。

運がよければ「お宝」と呼ばれるアイテムがドロップする。
地域ごと(九州や四国など)でコンプすると、バトルが有利になる「バフ」が発動する。

また、各地でドロップするお宝は「粗末」「普通」「最高」の3種類存在する。
この中の最高で揃えると、バフの効果も高くなる。

要所のステージでは手強いボスが出現するため、お宝を揃えながら進めるのが望ましい。
次々とステージをクリアし、最終ステージをクリアすると、別エリアのプレイが可能となる。

サブコンテンツ

ガマトト探検隊:リスク無しで、一定時間ごとにアイテムがゲットできる。

オトート開発隊:素材を利用して、自陣の拠点を機能的に強化できる。

各種、スペシャルストーリーやレジェンドストーリーも楽しめる。
※期間限定のイベントも数多く存在。

その他「ネコ道場」と呼ばれるランキングステージも存在する。
ユニットの育成が十分進んだら、力試しに挑戦しておきたい。

システム

課金要素


レアガチャ10連:1,500石(ネコカン)約4,350円(※1,860個を5,400円で購入と想定)
ネコカンは「ボリュームディスカウント方式」となる。

その他、各種便利アイテムなどが購入可能。

※にゃんこガチャとイベントガチャは、ログボやゲーム内コンテンツでチケットを獲得できる。
※条件のハードルは上がるが、レアガチャのチケットも、コンテンツ消化で獲得可能。

育成要素

レアリティは「基本」「EX」「レア」「激レア」「超激レア」「伝説レア」の6種類となる。
序盤はステージを進めると、基本やEXキャラが順番に生産可能となる。
※原則レア以上のユニットは、ガチャで獲得する。

基本は、ステージクリア報酬の「経験値」が育成素材となる。
育てたいキャラに経験値を与えると、レベルアップする仕様だ。

レベルがある程度上がると、ユニットが「クラスチェンジ」して強力になる。
ユニットによるが、ある程度以上の育成には「専用アイテム」が必要となる。
※各種専用アイテムは、特定のステージでドロップを狙うことになる。

評価できる点

とにかくシンプルで分かりやすい

にゃんこ大戦争の1番の特徴である「シンプル・イズ・ベスト」。
・ストーリーは、ほぼ無し。
・ルールやシステムは、とてもシンプル。
・バトルも直感的に分かりやすい。
・育成も単純明快。
・「お宝」を集めてゴールを目指せ!

どれを取っても、「取説」不要なゲームシステムだ。
そのため、タワーディフェンスが初めてでも、手軽にプレイできる。
近年には「ありそうで、なかなか無い」魅力が感じられる。

編成の自由度が高い

単純なだけでは、ゲームとしての魅力は感じられない。
大事な部分である、ユーザーの「やりがい」は何処にあるのだろうか。

それは「キャラクター編成」に大きな要因があると考えられる。
数多くの中からユニットを選ぶのは、楽しい時間と言えるだろう。

どの編成で挑戦すれば、クリアできるのか・・・
大きく分けると「タンク系」「アタッカー系」「遠距離系(サポート)」などに分類される。

しかし、各分野ごとにも多様なユニットがあるため、数え切れないほどの選択肢がある。
編成を検討する楽しさは、育成が進むとさらに面白さが倍増すると言ってもいいだろう。

ログボが豪華

ユーザーにとって、ログインを続けるモチベを維持するのは重要である。
その点、にゃんこ大戦争のログボは豪華な部類なので、モチベアップに貢献している。

経験値(EX)をはじめ、各種ガチャチケットやバトルで役立つアイテムなど・・・
結構な数が配布されるため、無理に課金せずとも結構楽しめる。
長くゲームを続けてもらうための「仕掛け」が、効果を発揮していると言えるだろう。

イマイチな点

オートや倍速がアイテム制

システムとして存在するなら、回数制限無しで使いたいものがある。
それが、バトルでの「オート」や「倍速機能」だ。

にゃんこ大戦争では、バトルを有利に進めるためのアイテムがいくつか存在する。
その中でオートや倍速機能は、お宝をゲットするための周回で効果を発揮する。

既にクリアしているステージを、手動で毎回プレイするのはメンドウである。
そこでオートや倍速機能が有効なのだ。
しかし、便利なはずのシステムが、アイテム制なのは「息苦しさ」を感じてしまう。

グラフィックが簡素すぎる

潔いほどのグラフィックの簡素さは、手抜きにも見えなくもない。
フリーゲームやインディーズゲームなら、まだアリなのかもしれない。

しかし、アイテム課金制のゲームとしては、もう少し気を使って欲しいところだ。
せめて白黒のキャラを最低限の色を付けるなどして欲しかった。
各ユニットが魅力的に映れば、ゲーム全体の評価にもプラスになっただろう。

バトルシステムに工夫の余地アリ

シンプルで分かりやすいのはプラスだ。
しかし、シンプルすぎると「飽きてしまいやすい」のだ。

右から左に向かって攻め込んで、敵の拠点を落とす。
このシンプルなルールを、どれだけ魅力的にするのかは重要なテーマだ。
もう少し工夫があってもよかったと、正直感じるところはある。

一言いいたい!

「イマイチな点」の中から、特に筆者が気になった点について一言いっておきたいコーナー。
今回は、「シンプルすぎるバトルが、飽きを加速させる」だ。

キャラが強い、弱い以外にも、バトルに影響する要素は考えられるはずだ。
例えば、天候も検討材料になるだろう。

・突風(向かい風):味方キャラの進軍速度が遅くなり、敵キャラが速くなる。
・突風(追い風):逆に、味方キャラの進軍速度が速くなり、敵キャラが遅くなる。
・地面が氷:ノックバック時に、普段より大きめに後ずさる。
・吹雪:敵・味方共に、一定時間ごとに動きが止まる。攻撃速度低下。 などなど。

その他、味方の進軍はオートでコントロールができない。
これを、任意の場所を指定すれば、一時的に進軍をストップできる機能はいかがだろうか。
実際にプレイすると「まだ敵の拠点を叩きに行かなくていいのに・・・」と感じることが多々ある。
運営側としては「生産するユニットの種類や数で調整して」と考えているかもしれない。

しかし、この調整は地味にストレスだ。
プレイヤーが「楽しい」と感じるシステムであれば、検討の余地はあるだろう。
進軍ストップ機能があれば、安心して戦力を整えることができる。

今回提示したのは、ほんの一例にすぎない。
今から現実的に実装できるものは、少ないかもしれない。
ただ「ユーザーの楽しい」のために、工夫を続けていただきたい、と切に願う。

まとめ

総合評価 80点(100点満点)

1年以内にサービス終了する可能性 10%

にゃんこ大戦争は「サブゲーム」としての地位を確立しているように思える。
理由は、シンプルで遊びやすいため、とりあえず続けられる。
しかし、メインでガチると単純さゆえに、「飽き」という敵にやられてしまう。

そのため、他のメインゲームを遊びつつ、息抜きでやるにはちょうど良いと感じた。
お宝はステージ周回のみでOKだし、育成もかなりシンプルだ。
それらもメインゲームの足を引っ張ることもなく、続けやすい要因になるだろう。

近年のゲームは、変なこだわりでユーザーを混乱させることも珍しくはない。
その点シンプルで遊びやすい、いわゆる「ソシャゲらしさ」が、にゃんこ大戦争の魅力なのだとあらためて感じた。
その続けやすさが、「10年以上」というロングセラーを支えているのかもしれない。

今回のレビューは以上である。
良質なゲームアプリとの出会いの参考になれば幸いだ。

この記事で使用している画像は、ポノス株式会社に帰属しています。
© PONOS Corp.

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